2015年06月07日の書評一覧

詩に就いて [著]谷川俊太郎

詩に就いて [著]谷川俊太郎

■ウィットと軽み、原点を見つめる 谷川俊太郎の新詩集。タイトルはずばり『詩に就いて』だ。六十年以上詩を書き続けてきた著者が、八十代のいま、改めて投げかける問い。それがこの詩集だ。 どの詩も言葉の………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2015年06月07日
[ジャンル]文芸 ノンフィクション・評伝 

戦艦大和講義―私たちにとって太平洋戦争とは何か [著]一ノ瀬俊也

戦艦大和講義―私たちにとって太平洋戦争とは何か [著]一ノ瀬俊也

■欲と運命背負い、今も飛び立つ 海に沈んだ大和が宇宙戦艦ヤマトになって、人類を救う。子供のとき、この奇妙なアニメに没頭し、大人になって、これは敗戦した日本の精神を満足させる壮大なSF偽史だったの………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2015年06月07日
[ジャンル]政治 社会 

ルワンダ・ジェノサイド 生存者の証言―憎しみから赦しと和解へ [著]ジョセフ・セバレンジ、ラウラ・アン・ムラネ

ルワンダ・ジェノサイド 生存者の証言―憎しみから赦しと和解へ [著]ジョセフ・セバレンジ、ラウラ・アン・ムラネ

■赦しあえた時、次世代の平和が ルワンダのジェノサイドは1960年前後を端緒としているが、報道では知り得るものの内部からの被害者の声についてはまったく知る機会がなかった。本書はツチの一族の被害の………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2015年06月07日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

セルデンの中国地図―消えた古地図400年の謎を解く [著]ティモシー・ブルック

セルデンの中国地図―消えた古地図400年の謎を解く [著]ティモシー・ブルック

■自由な海こそ富や文化の源泉 雲のように波がうねる緑がかった海原を、中国沿岸部と東南アジアの島々が取り囲む。淡い砂色の陸地には、薄い青と茶に塗られた山々。シダや竹、アヤメが繊細に描かれ、ゴビ砂漠………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2015年06月07日
[ジャンル]歴史 

四月は少しつめたくて [著]谷川直子

四月は少しつめたくて [著]谷川直子

■自分の言葉を取り戻すために 例えば、戦争に荷担(かたん)する法律を作るのに、なぜ、「平和のため」という言い方をするのか。その言い方にはごまかしが入っているとわかっているのに、なぜ、消極的にでも………[もっと読む]

[評者]星野智幸(小説家)
[掲載]2015年06月07日
[ジャンル]文芸 ノンフィクション・評伝 

帳簿の世界史 [著]ジェイコブ・ソール

帳簿の世界史 [著]ジェイコブ・ソール

■国家の繁栄と没落、分ける法則 教会法で金貸しが禁じられていた一四世紀のイタリアで、最後の審判を恐れる商人や金融業者が少しでもその罪を軽くするために会計の透明性を高めようとしたという歴史的事実に………[もっと読む]

[評者]島田雅彦(作家・法政大学教授)
[掲載]2015年06月07日
[ジャンル]歴史 

琉球史を問い直す―古琉球時代論 [著]吉成直樹・高梨修・池田榮史

琉球史を問い直す―古琉球時代論 [著]吉成直樹・高梨修・池田榮史

■周辺諸国との交渉から読み解く 沖縄の歴史を論じる時に二つの態度があり得る。(1)他国(日本を含む)との関係に配慮するが、沖縄の内発的な発展を重視する。(2)東アジア諸国、とくに日本との交渉を重………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2015年06月07日
[ジャンル]歴史 

境界を越えて [著]C・L・R・ジェームズ

境界を越えて [著]C・L・R・ジェームズ

■クリケットで語る植民地の精神 『ブラック・ジャコバン——トゥサン=ルヴェルチュールとハイチ革命』の著者として知られるジェームズの故郷は、カリブ海のイギリス植民地、西インド諸島のトリニダード島。………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2015年06月07日
[ジャンル]文芸 人文 ノンフィクション・評伝 

「反米」日本の正体 [著]冷泉彰彦

「反米」日本の正体 [著]冷泉彰彦

 米国に滞在して22年の著者が、日米の間にある矛盾や「ねじれ」を解説した。 著者は自民党の「親米保守」は、打算的な日米協調と反米的なイデオロギーが貼りあわされた不安定な路線と分析。一方で、リベラ………[もっと読む]

[掲載]2015年06月07日
[ジャンル]政治 社会 新書 

汽車ポッポ判事の鉄道と戦争 [著]ゆたかはじめ

汽車ポッポ判事の鉄道と戦争 [著]ゆたかはじめ

 1928(昭和3)年、東京生まれの著者の家は、東京駅が炎上した45年5月25日の大空襲で焼けたという。戦争中、父の赴任先の長崎からの帰り、乗った汽車が機銃掃射を受け、間一髪。原爆投下直後の長崎………[もっと読む]

[掲載]2015年06月07日
[ジャンル]歴史 文芸 ノンフィクション・評伝 

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