2015年06月28日の書評一覧

ニュルンベルク裁判 [著]芝健介

ニュルンベルク裁判 [著]芝健介

■「勝者の裁き」と平和への意義 今夏、問い直される日本の責任。しかし、しばしば比較されるドイツの歩みを、われわれはどれだけ知っているのか。ナチス裁判に加え、協力者への裁判も詳述した研究書と、ドイ………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2015年06月28日
[ジャンル]歴史 国際 

女たち三百人の裏切りの書 [著]古川日出男

女たち三百人の裏切りの書 [著]古川日出男

■改竄された「源氏」、「現代」映す物語の妙 王朝物語の最高傑作として読み継がれてきた『源氏物語』に古川日出男が挑む。小説『女たち三百人の裏切りの書』の舞台は、平安時代後半から院政期にかけての時代………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2015年06月28日
[ジャンル]歴史 文芸 ノンフィクション・評伝 

紙の動物園 [著]ケン・リュウ

紙の動物園 [著]ケン・リュウ

■未来と郷愁と生の意味を紡ぐ 話題のSF作家による短編集。つよいノスタルジアの感覚が、巧みなプロットの15編を包んでいる。 表題作「紙の動物園」に、SFエンターテインメントを期待する読者は戸惑う………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2015年06月28日
[ジャンル]文芸 

宝塚・やおい、愛の読み替え―女性とポピュラーカルチャーの社会学 [著]東園子

宝塚・やおい、愛の読み替え―女性とポピュラーカルチャーの社会学 [著]東園子

■同性の友愛、サブカルが映す 女性が「男役」と「娘役」を演じる宝塚歌劇に女性観客が嬌声(きょうせい)をあげる。漫画やアニメの男性キャラクターを同性愛関係に仕立て直した「やおい」を女性が同人誌に投………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2015年06月28日
[ジャンル]政治 アート・ファッション・芸能 社会 

マイ・フレンド―高田渡青春日記 1966—1969 [著]高田渡

マイ・フレンド―高田渡青春日記 1966—1969 [著]高田渡

■信じるものへと向かう瑞々しさ 本書を一言で表現しようとすれば、たとえば、「フォークシンガー高田渡の青春記」とか、「フォークソングがいかに日本で受容されたかという貴重な証言」といったものになるだ………[もっと読む]

[評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)
[掲載]2015年06月28日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

ハトはなぜ首を振って歩くのか [著]藤田祐樹

ハトはなぜ首を振って歩くのか [著]藤田祐樹

■鳥とヒト、それぞれの二足歩行 駅前や公園で、「ぐるっぽぐるっぽ」とぼやきながらたむろしている。首のあたりがぎらついている。そして、その首を振って歩く。私はやつらがやや苦手だ。やつら——そう、ハ………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2015年06月28日
[ジャンル]科学・生物 

新宿ベル・エポック―芸術と食を生んだ中村屋サロン [著]石川拓治

新宿ベル・エポック―芸術と食を生んだ中村屋サロン [著]石川拓治

■異文化接合点で濃密な人間模様 母の勤務地が新宿だったので、子どもの時分、たまに中村屋のカレーを食べに連れて行ってもらった。うちは貧しかったから、それはたいへんなご馳走(ちそう)だった。本書はそ………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2015年06月28日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

保存修復の技法と思想―古代芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで [著]田口かおり

保存修復の技法と思想―古代芸術・ルネサンス絵画から現代アートまで [著]田口かおり

■破壊すれすれの技に問う美 保存修復と聞くと、地味なテーマと思われるかもしれない。だが、本書はきわめてアクティブな美術論になっている。なぜなら、保存とは、時間、作品の同一性(アイデンティティ)、………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2015年06月28日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

賢者ガルシアロブレス伝 [著]木下郁夫

賢者ガルシアロブレス伝 [著]木下郁夫

 中南米はなぜ非核地帯となり得たのか。第2次大戦後、米ソの核軍拡が影を落とす冷戦期の世界情勢のなか、国連など国際会議の場で1人の外交官が優れた外交手腕を発揮し、世界の核軍縮の行方に影響を及ぼした………[もっと読む]

[掲載]2015年06月28日
[ジャンル]政治 社会 国際 

涙のあとは乾く [著]キャサリン・ジェーン・フィッシャー

涙のあとは乾く [著]キャサリン・ジェーン・フィッシャー

 横須賀の米軍基地近くのバーでボーイフレンドを待っていたオーストラリア人女性は、見知らぬ米兵に「クスリを盛られ」、駐車場でレイプされる。迅速に証拠を採取することもしない「無神経な警察官たち」。理………[もっと読む]

[掲載]2015年06月28日
[ジャンル]文芸 ノンフィクション・評伝 

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