2015年08月02日の書評一覧

善と悪の経済学 [著]トーマス・セドラチェク

善と悪の経済学 [著]トーマス・セドラチェク

■神話・宗教に探る「人間学」の水脈 経済学が社会科学の一部であることは、疑いない。では経済学は、自然科学と人文科学のどちらに近いのか。社会科学の中で唯一、ノーベル賞が授与される学問分野の経済学は………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2015年08月02日
[ジャンル]経済 社会 

スクープ [著]イーヴリン・ウォー

スクープ [著]イーヴリン・ウォー

■勘違いで特派員、ワハハな笑劇 パタゴニア滞在記で有名な流行作家ジョン・ブートは、内乱の兆しがある東アフリカのイシュメイリアに行きたいと知人に頼みこむ。有力者の推薦である新聞社がブートを特派員に………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2015年08月02日
[ジャンル]文芸 

レノンとジョブズ 変革を呼ぶフール [著]井口尚樹

レノンとジョブズ 変革を呼ぶフール [著]井口尚樹

■破格の「大愚」に通じる文化の髄 智恵(ちえ)のシンボルである林檎(りんご)を、かつて2人の有能な「フール」が取り合った。今や伝説のビートルズのジョン・レノンと、アップルの創設者スティーブ・ジョ………[もっと読む]

[評者]細野晴臣(音楽家)
[掲載]2015年08月02日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 

アウシュヴィッツを志願した男 ポーランド軍大尉、ヴィトルト・ピレツキは三度死ぬ [著]小林公二

アウシュヴィッツを志願した男 ポーランド軍大尉、ヴィトルト・ピレツキは三度死ぬ [著]小林公二

■権力の非人間性、捨て身で証明 著者によれば、アウシュヴィッツ収容所がポーランド南部に設けられたのが1940年6月。45年1月に連合国軍に解放されるまでに110万人がここで殺害された。生き残った………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2015年08月02日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 

夜が来ると [著]フィオナ・マクファーレン

夜が来ると [著]フィオナ・マクファーレン

■老女とヘルパーの奇妙な関係 オーストラリアに虎はいないはず、いや、生息地ですら数が減っているのに、それが夜中に家に侵入してくる気配で小説は始まる。ルースは五年前に夫を亡くし、いまは夫婦で別荘と………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2015年08月02日
[ジャンル]文芸 

暴力と適応の政治学 インドネシア民主化と地方政治の安定 [著]岡本正明

暴力と適応の政治学 インドネシア民主化と地方政治の安定 [著]岡本正明

■「やくざ」社会を体張って考察 インドネシアの世論を二分した大統領選挙から1年になる。軍や政治家一族ではない庶民派として、地方政治家からのぼり詰めたジョコ・ウィドド氏の当選は、民主化の定着と安定………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2015年08月02日
[ジャンル]政治 社会 

アメリカ文化外交と日本 冷戦期の文化と人の交流 [著]藤田文子

アメリカ文化外交と日本 冷戦期の文化と人の交流 [著]藤田文子

■差異を超えた交流の場を提供 「情報戦」の一環としての米国の対外文化広報は冷戦期に再び活発化する。日本でも各地にアメリカ文化センターが作られ、反共意識の醸成等、占領中の政策を引き継いだ。著者はこ………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2015年08月02日
[ジャンル]歴史 人文 

文学の空気のあるところ [著]荒川洋治

文学の空気のあるところ [著]荒川洋治

■人間性に係わる実学を見渡す 「文学は実学だ」と現代詩作家の荒川洋治は繰り返し強調する。人間性に係(かか)わり、人間をつくるものという意味で虚学ではない、と。けれど、それを「必要以上に軽んじよう………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2015年08月02日
[ジャンル]人文 

路地裏人生論 [著]平川克美 [写真]高原秀

路地裏人生論 [著]平川克美 [写真]高原秀

 ささやかな町工場を経営していた父の、指のしわまで油がしみこんだ武骨な手の記憶。工業地帯を流れていたどぶ川へと、どこからか泳ぎついた雷魚に驚いた少年期の記憶。かつて遊郭街だった洲崎で出会った亀の………[もっと読む]

[掲載]2015年08月02日
[ジャンル]文芸 

波止場にて [著]野中柊

波止場にて [著]野中柊

 関東大震災後の横浜で、慧子(けいこ)と蒼(あおい)は3カ月違いで生まれた。父親は同じだけれど母親が違う。複雑な家庭環境を乗り越えて、2人はいつしか認め合い、ひかれあう。 押し寄せる戦争の気配が………[もっと読む]

[掲載]2015年08月02日
[ジャンル]文芸 

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