2015年09月27日の書評一覧

ニッポン大音頭時代―「東京音頭」から始まる流行音楽のかたち [著]大石始

ニッポン大音頭時代―「東京音頭」から始まる流行音楽のかたち [著]大石始

■時代に求められた陽気なダンス音楽 民謡として歌い継がれた「伝承音頭」と、その後生まれた「新作音頭」のあいだに線を引き、まず著者は、「新作音頭」を象徴する作曲家、中山晋平に焦点をあてる。 中山の………[もっと読む]

[評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)
[掲載]2015年09月27日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

砂の街路図 [著]佐々木譲

砂の街路図 [著]佐々木譲

■時間が止まり、静寂な街に靴音が 主人公は32歳、東京の高校の国語教師。2カ月前に母が亡くなり、遺品には亡き父に関するものがあった。横浜生まれの父は北海道の郡府(ぐんぷ)の大学に学んだ。卒業後は………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2015年09月27日
[ジャンル]文芸 

ヒトはこうして増えてきた―20万年の人口変遷史 [著]大塚柳太郎

ヒトはこうして増えてきた―20万年の人口変遷史 [著]大塚柳太郎

■生存力拡充の歩み、近付く飽和 狩猟採集時代、人口は野生動植物の量に規定されていた。だが、石器を使い、狩りの成功率を高め、土器を用い、食用可能範囲とカロリー摂取効率を高めたことで、ヒトはほかの動………[もっと読む]

[評者]島田雅彦(作家・法政大学教授)
[掲載]2015年09月27日
[ジャンル]歴史 人文 

その〈脳科学〉にご用心―脳画像で心はわかるのか [著]サリー・サテル、スコット・O・リリエンフェルド

その〈脳科学〉にご用心―脳画像で心はわかるのか [著]サリー・サテル、スコット・O・リリエンフェルド

■心は複雑、成果の真偽見抜く力を 脳科学の進歩はものすごい。今や人の心はすべて脳で説明できると言わんばかりの勢いだ。商品のマーケティングから薬物中毒、選挙の投票行動、学校教育、法廷での証言のウソ………[もっと読む]

[評者]佐倉統(東京大学大学院情報学環長・科学技術社会論)
[掲載]2015年09月27日
[ジャンル]科学・生物 医学・福祉 

ピンポン外交の陰にいたスパイ [著]ニコラス・グリフィン

ピンポン外交の陰にいたスパイ [著]ニコラス・グリフィン

■米、英、中、ソの劇場 脇役に日本も 日本語に「ショック」という言葉が加わったのは、その瞬間だった——。 この一文には苦笑いした。1971年7月、米国のニクソン大統領が訪中計画を緊急発表した時の………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2015年09月27日
[ジャンル]文芸 

写真幻想 [著]ピエール・マッコルラン

写真幻想 [著]ピエール・マッコルラン

■無意識写す「道具による文学」 「写真は文学にもっとも近い芸術なのです。」という帯の引用文にえっ!と驚く人が多いのではないか。写真と文学はむしろ遠いというのが現代の感覚だろう。 ピエール・マッコ………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2015年09月27日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

管理栄養士パパの親子の食育BOOK [著]成田崇信

管理栄養士パパの親子の食育BOOK [著]成田崇信

■俗説・デマなぎ倒す1冊 怪しい「食育情報」が氾濫(はんらん)している。「肉、砂糖、牛乳は体に悪い」「パン食よりもご飯の方が栄養がある」「化学調味料や食品添加物は怖い」「カット野菜は栄養ゼロ」「………[もっと読む]

[評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)
[掲載]2015年09月27日
[ジャンル]教育 科学・生物 医学・福祉 

クロニクル 日本の原子力時代 一九四五〜二〇一五年 [著]常石敬一

クロニクル 日本の原子力時代 一九四五〜二〇一五年 [著]常石敬一

■事故後も引き返せぬ社会の背景 年表は無味乾燥に見えて、多くを語る。ある出来事があったから、次の出来事があったのだということが明瞭になる。そして、同時期の二つの事象は、無関係のようでいて、しばし………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2015年09月27日
[ジャンル]歴史 科学・生物 

Yの木 [著]辻原登

Yの木 [著]辻原登

 「たそがれ」「首飾り」「シンビン」の3短編と、中編の表題作を収録。犬を散歩させる道で、「Y」の字のように二股に分かれた木を見つけてから、「彼」の思念はこの木を離れない。「彼」は和歌山県南部に生………[もっと読む]

[掲載]2015年09月27日
[ジャンル]文芸 

世界一のジェラートをつくる [著]フェデリコ・グロム、グイード・マルティネッティ

世界一のジェラートをつくる [著]フェデリコ・グロム、グイード・マルティネッティ

 2003年にイタリアでジェラート店「GROM(グロム)」を創業した著者2人による起業物語。今ではアメリカやフランスなどに進出し、大阪にも店を構える。 添加物を多用した商品が蔓延(まんえん)し、………[もっと読む]

[掲載]2015年09月27日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

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