2015年10月11日の書評一覧

第二次世界大戦 1939—45(上・中・下) [著]アントニー・ビーヴァー

第二次世界大戦 1939—45(上・中・下) [著]アントニー・ビーヴァー

■人類の悪の部分、克明に追いかけ 歴史上、第2次世界大戦とは何を意味するのだろうか。本書はそれを論として分析した書ではない。1939年9月から45年9月までの大戦を克明に追いかけたドキュメントで………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2015年10月11日
[ジャンル]歴史 

レールの向こう [著]大城立裕

レールの向こう [著]大城立裕

■人生の足元、確かめ拡がる世界 沖縄の歴史や文化を主題として執筆を続け、戦後の沖縄文学を牽引(けんいん)してきた大城立裕の作品集。表題作は、八十九歳の作家が綴(つづ)る私小説。 妻が脳梗塞(こう………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2015年10月11日
[ジャンル]文芸 

中欧の詩学―歴史の困難 [著]ヨゼフ・クロウトヴォル

中欧の詩学―歴史の困難 [著]ヨゼフ・クロウトヴォル

■弱さ自覚して精神の自由保つ ドイツとロシアにはさまれた、オーストリア・チェコなどの地域は、しばしば自らを中欧と定義する。大国によって翻弄(ほんろう)され続けたこの地域では、独特の文化が育まれた………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2015年10月11日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝 

死者の花嫁―葬送と追想の列島史 [著]佐藤弘夫

死者の花嫁―葬送と追想の列島史 [著]佐藤弘夫

■死生観は時代や社会で変化する 墓参りの際、私の内心に去来する思いを強いて言語化すると、「お元気ですか(相手は死んでいるのに妙だが)。我々はなんとかやっています。見守っていてください」となる。眼………[もっと読む]

[評者]三浦しをん(作家)
[掲載]2015年10月11日
[ジャンル]人文 

兵士とセックス―第二次世界大戦下のフランスで米兵は何をしたのか? [著]メアリー・ルイーズ・ロバーツ

兵士とセックス―第二次世界大戦下のフランスで米兵は何をしたのか? [著]メアリー・ルイーズ・ロバーツ

■戦争が誘発する性暴力とは 1944年夏、フランスのノルマンディー。ここで米軍が行った上陸作戦は、しばしば軍事的側面からのみ取り上げられる。その後のフランスで、米兵がどのような生活を営んでいたの………[もっと読む]

[評者]荻上チキ(「シノドス」編集長・評論家)
[掲載]2015年10月11日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 

ナチスと自然保護―景観美・アウトバーン・森林と狩猟 [著]フランク・ユケッター

ナチスと自然保護―景観美・アウトバーン・森林と狩猟 [著]フランク・ユケッター

■政権に接近した郷土愛の理想 ナチスが悪であることは世界の共通認識だろう。だが、ナチスが先進的に打ち出した政策の中には、現在良いイメージをもたれているものがある。例えば、喫煙と肺がんの因果関係が………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2015年10月11日
[ジャンル]政治 科学・生物 社会 

雑誌『第三帝国』の思想運動―茅原華山と大正地方青年 [著]水谷悟

雑誌『第三帝国』の思想運動―茅原華山と大正地方青年 [著]水谷悟

■実生活に根ざした国家再創造 第三帝国をナチスが名乗る前に同名の雑誌が大正時代の日本で刊行されていた。本書はその発行人・茅原華山と読者たちを対象とする「集団の思想史」研究の報告である。 選挙工作………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2015年10月11日
[ジャンル]歴史 

“ひとり出版社”という働きかた [編]西山雅子

“ひとり出版社”という働きかた [編]西山雅子

■編集者の思いを本に凝縮 全力投球で10冊、本を書いてきたけど売れないなあ。そうぼやいたら、向かいの席の編集者が呻(うめ)いた。ぼくなんか、キミ並みには誠実な著者10人とつきあっているけどヒット………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2015年10月11日
[ジャンル]政治 人文 社会 

脱出老人―フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち [著]水谷竹秀

脱出老人―フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち [著]水谷竹秀

 年金は実質的に下がる一方で、介護福祉も問題山積み、物価も安くない。そんな日本を脱出したいと思ったことがある人は少なからずいるのでは。本書はフィリピンに移住した人たちに取材したルポ。移住の理由は………[もっと読む]

[掲載]2015年10月11日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

時代の正体―権力はかくも暴走する [編]神奈川新聞「時代の正体」取材班

時代の正体―権力はかくも暴走する [編]神奈川新聞「時代の正体」取材班

 1977年、横浜に米軍機が墜落し、住民3人が死亡した。その事故と、米軍基地の建設計画が進む沖縄を重ねあわせ、記者は書く。「米軍の事故で犠牲になる人は守るべき日本人の一人に入っていないのか」。在………[もっと読む]

[掲載]2015年10月11日
[ジャンル]政治 社会 

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