2016年02月07日の書評一覧

「思想の科学」私史 まなざし [著]鶴見俊輔

「思想の科学」私史 まなざし [著]鶴見俊輔

■日本語の思想性、次代に問い続け 60年安保時、岸内閣の強行採決に「国家公務員でいるのが恥ずかしい」と鶴見俊輔は東京工業大学を辞職した。61年9月、京都の同志社大学教授に転じた。 その最初の授業………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2016年02月07日
[ジャンル]人文 

アメリカの真の支配者―コーク一族 [著]ダニエル・シュルマン

アメリカの真の支配者―コーク一族 [著]ダニエル・シュルマン

■富豪兄弟、大統領選にも存在感 「コーク兄弟」の名を知ったのは、アメリカで気候変動対策としての「排出量取引制度」導入が挫折した背景に、彼らの巨大な影響力があったと知った時だ。兄弟は、父から引き継………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2016年02月07日
[ジャンル]政治 社会 ノンフィクション・評伝 

図書館大戦争 [著]ミハイル・エリザーロフ

図書館大戦争 [著]ミハイル・エリザーロフ

■現実を塗り替える読書の魔力 この作家は、言葉の呪術的な力を熟知している。麻薬のような本書は、書物自体が教祖と化して、いくつもの教団が形成され、謀略と裏切りに満ちた血なまぐさい抗争を繰り広げる物………[もっと読む]

[評者]星野智幸(小説家)
[掲載]2016年02月07日
[ジャンル]文芸 

革命とパンダ [著]張予思

革命とパンダ [著]張予思

■中国をステレオタイプ化する日本 2009年に中国から来日した著者を出迎えたのは書店に氾濫(はんらん)する「嫌中本」だった。ことほどさように対中感情は今やひどく悪化している。 だが戦後日本には「………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年02月07日
[ジャンル]歴史 政治 社会 

異類婚姻譚 [著]本谷有希子

異類婚姻譚 [著]本谷有希子

■夫婦を冷徹に見通す普遍性 異類が婚姻するというタイトルを見たぼくは『南総里見八犬伝』の伏姫(ふせひめ)と八房(やつふさ)のような話かと思って読み始めた。違った。結婚した男と女が自分のろくでもな………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2016年02月07日
[ジャンル]文芸 

都市と暴動の民衆史―東京・1905—1923年 [著]藤野裕子

都市と暴動の民衆史―東京・1905—1923年 [著]藤野裕子

■暴力を誘発、「男らしさ」の論理 1905年、日露戦争の講和条約に反対する集会をきっかけとして、日比谷焼打(やきうち)事件が起こった。この事件から18年の米騒動までの間、東京をはじめとする都市で………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2016年02月07日
[ジャンル]歴史 

誰がネロとパトラッシュを殺すのか [編著]A・ヴァン・ディーンデレン、D・ヴォルカールト

誰がネロとパトラッシュを殺すのか [編著]A・ヴァン・ディーンデレン、D・ヴォルカールト

■社会の価値観映し出す物語 「パトラッシュ、疲れたろう……僕も疲れたんだ……なんだかとても眠いんだ」 ネロの最期の言葉は日本ではネットスラングと化し、ツイッターでも頻繁につぶやかれる。英国の作家………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2016年02月07日
[ジャンル]文芸 

圏外編集者 [語り]都築響一

圏外編集者 [語り]都築響一

■必要に迫られた表現の力 モノだらけゆえに超個性的な若者の部屋を紹介した写真集『TOKYO STYLE』など、ユニークな本の企画・執筆・撮影で知られる都築響一が、その半生を語る。 本書に役立つマ………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2016年02月07日
[ジャンル]社会 

観察する男 [著]想田和弘 [編]ミシマ社

観察する男 [著]想田和弘 [編]ミシマ社

 台本やナレーションなどを使わずにありのままを観察して映画を撮る監督を、さらに観察したノンフィクション。編集部が制作過程を2年かけて取材した。「選挙」「演劇1」などのドキュメンタリーを発表してき………[もっと読む]

[評者]エンタメ
[掲載]2016年02月07日
[ジャンル]

1945 予定された敗戦 [著]小代有希子

1945 予定された敗戦 [著]小代有希子

 著者は、「日本が戦った戦争とは、勝てるはずのないアメリカを相手にした太平洋戦争のことで、当然の結果としてアメリカに負けた」という「太平洋戦争史観」に対して、この「枠内に入りきらない出来事は山の………[もっと読む]

[掲載]2016年02月07日
[ジャンル]歴史 

ページトップへ戻る

ブック・アサヒ・コム サイトマップ