2016年02月28日の書評一覧

完本 信長私記 [著]花村萬月 信長の肖像 [著]志野靖史

完本 信長私記 [著]花村萬月 信長の肖像 [著]志野靖史

■正面から描く力業、内面理解し軽妙に 織田信長は歴史の変革者である。だが日本史学界は今、信長はごくごく普通の戦国大名だったと大合唱している。唯物史観を信奉する人たちは「英雄はいらない」し、手早く………[もっと読む]

[評者]本郷和人(東京大学教授・日本中世史)
[掲載]2016年02月28日
[ジャンル]歴史 人文 

南シナ海―アジアの覇権をめぐる闘争史 [著]ビル・ヘイトン

南シナ海―アジアの覇権をめぐる闘争史 [著]ビル・ヘイトン

■長い時間軸で示す、不測の危険 岩礁を埋め立て滑走路を造り、地対空ミサイルなどを展開して「軍事拠点化」を進める中国。秩序への挑戦に「航行の自由」を掲げて軍艦を派遣する米国——。「小さな岩や暗礁」………[もっと読む]

[評者]吉岡桂子(本社編集委員)
[掲載]2016年02月28日
[ジャンル]政治 社会 

戦場の性―独ソ戦下のドイツ兵と女性たち [著]レギーナ・ミュールホイザー

戦場の性―独ソ戦下のドイツ兵と女性たち [著]レギーナ・ミュールホイザー

■戦時の性暴力を赤裸々に調査 著者は1971年生まれの歴史学や近代ドイツ文学の女性研究者、第2次世界大戦は史料でしか知らない。 それゆえにということだろうが、41年6月の独ソ開戦とともにドイツ軍………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2016年02月28日
[ジャンル]歴史 

キャラの思考法―現代文化論のアップグレード [著]さやわか

キャラの思考法―現代文化論のアップグレード [著]さやわか

■時とともに移ろう属性・価値 現在、漫画やアニメ、ゲームなどのオタク文化を論じる人文書はすでに珍しくなくなったが、本書の特徴は、キャラの概念を更新しながら論の枠組みを広げ、小説、音楽、映画、演劇………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2016年02月28日
[ジャンル]社会 

失われた世界の記憶―幻灯機がいざなう世界旅行 [著]C・フィール、J・R・ライアン

失われた世界の記憶―幻灯機がいざなう世界旅行 [著]C・フィール、J・R・ライアン

■切り取られた19世紀の時間へ 写真は眺めるだけで色々な感覚を喚起する。それは音楽を聴くことにも通じ、写真から曲想を得ることもある。写真集は本の形を取ってはいるが、2次元の枠を超えて迫ってくる。………[もっと読む]

[評者]細野晴臣(音楽家)
[掲載]2016年02月28日
[ジャンル]歴史 

移民からみるアメリカ外交史 [著]ダナ・R・ガバッチア

移民からみるアメリカ外交史 [著]ダナ・R・ガバッチア

■建国神話の裏に出身地との絆 「今日、アメリカ合衆国の政策議論において、移民は主に国内の問題であると見なされており、(中略)本書が提案するのは、移民政策を国内のみの視点からではなく、グローバルな………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2016年02月28日
[ジャンル]歴史 

都市をたたむ―人口減少時代をデザインする都市計画 [著]饗庭伸

都市をたたむ―人口減少時代をデザインする都市計画 [著]饗庭伸

■豊かさは、生活レベルで考える 日本では人口の91・3%が都市に住む。この世界最大の都市化国家は経済成長と共に形成された。都市に移り住む人々が土地と住宅を求めた結果、巨大なマネーフローが生まれ、………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年02月28日
[ジャンル]社会 

へろへろ―雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々 [著]鹿子裕文

へろへろ―雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々 [著]鹿子裕文

■笑いと怒りの老人ホーム建設記 腹の底から愉快な気分になりたいけれど、今の世の厳しい現実を見下すような笑いはゴメンだ、とお悩みの方には、本書を勧める。 認知症の高齢者を管理するのでなく、その混乱………[もっと読む]

[評者]星野智幸(小説家)
[掲載]2016年02月28日
[ジャンル]政治 医学・福祉 社会 

少年の名はジルベール [著]竹宮惠子

少年の名はジルベール [著]竹宮惠子

 ジルベールとは、マンガ家である著者の代表作『風と木の詩(うた)』に出てくる美少年。少年同士の性愛を描くタブーに挑んだこの作品は、いま「ボーイズラブ(BL)」と呼ばれるジャンルのルーツだ。本書は………[もっと読む]

[評者]コミック
[掲載]2016年02月28日
[ジャンル]文芸 社会 

坂の途中の家 [著]角田光代

坂の途中の家 [著]角田光代

 目の前の被告は、私そのもの——。 幸福いっぱいの主婦が、補充裁判員として関わることになった、見ず知らずの主婦の裁判。物分かりのいい夫がいるにもかかわらず、幼子をあやめた被告に、知らず知らずのう………[もっと読む]

[掲載]2016年02月28日
[ジャンル]文芸 

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