2016年04月24日の書評一覧

日本文学源流史 [著]藤井貞和

日本文学源流史 [著]藤井貞和

■新たな〈発生〉うながす視点 藤井貞和は、独自の視点に立つこの文学源流史を描き出すにあたって、折口信夫の〈発生〉の考え方をこう解釈する。それは「繰り返し発生する動態」のことではないかと。源流は一………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2016年04月24日
[ジャンル]人文 

我々の恋愛 [著]いとうせいこう

我々の恋愛 [著]いとうせいこう

■欲望のからむ三角関係を崩して 欲望の三角形という言葉をご存知だろうか。ルネ・ジラールという思想家の説で、自分が何かを欲望するのは、他人がそれを欲望するからだという原理。例えば夏目漱石の『こころ………[もっと読む]

[評者]星野智幸(小説家)
[掲載]2016年04月24日
[ジャンル]文芸 

アウシュヴィッツの囚人写真家 [著]ルーカ・クリッパ、マウリツィオ・オンニス

アウシュヴィッツの囚人写真家 [著]ルーカ・クリッパ、マウリツィオ・オンニス

■消せない記録、カメラが伝える ポーランドの写真家ヴィルヘルム・ブラッセ(2012年死去)のアウシュヴィッツ体験を、2人のイタリア人ライターがノンフィクション・ノベルとしてまとめたのが本書である………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2016年04月24日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

ルポ 同性カップルの子どもたち―アメリカ「ゲイビーブーム」を追う [著]杉山麻里子

ルポ 同性カップルの子どもたち―アメリカ「ゲイビーブーム」を追う [著]杉山麻里子

■幸福な家族へ権利獲得の道のり 大都市から先住民居留地まで、国内外でいくつかの土地に滞在し、確信したことがある。同性愛者は世界中にいる。どんな社会・時代にもいる。つまり、それが人間ってものなのよ………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2016年04月24日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 

光の子ども (1)・(2) [著]小林エリカ

光の子ども (1)・(2) [著]小林エリカ

■放射能発見の歓喜と現代の恐怖 科学の研究にはのちにとんでもない結果を招くものが少なくないが、その最たるものは放射能だろう。不幸を生み出す規模がちがう。あんな研究をしてくれなければこんなことにな………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2016年04月24日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

石川啄木 [著]ドナルド・キーン

石川啄木 [著]ドナルド・キーン

■「欲望のまま」生身の歌人の姿 著者は本書をこう書き出す。「石川啄木は、ことによるとこれまでの日本の歌人の中で一番人気があるかもしれない」 「東海の小島の磯の白砂に/われ泣きぬれて/蟹とたはむる………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年04月24日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

解読 ジェフリー・バワの建築―スリランカの「アニミズム・モダン」 [著]岩本弘光

解読 ジェフリー・バワの建築―スリランカの「アニミズム・モダン」 [著]岩本弘光

 だいぶ前から気になっていたアジアの重要な建築家だが、初めて日本語でまとまって読むことができる大著が刊行された。西洋の情報は簡単に入ってくるが、国会議事堂を手がけた巨匠のことでも、スリランカはど………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2016年04月24日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

「憲法改正」の真実 [著]樋口陽一、小林節

「憲法改正」の真実 [著]樋口陽一、小林節

 日本の憲法を「みっともない」と言う人々がいる。では、彼らが夢見る「美しい国」とは何か。 戦後平和を形づくってきたものを「押しつけ憲法」とさげすむ人々がいる。では、彼らが押しつけようとする「公益………[もっと読む]

[評者]立野純二(本社論説主幹代理)
[掲載]2016年04月24日
[ジャンル]政治 社会 

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