2016年10月16日の書評一覧

唐牛伝―敗者の戦後漂流 [著]佐野眞一

唐牛伝―敗者の戦後漂流 [著]佐野眞一

■安保闘争を支えた情念の魅力 いまでは「全学連」という言葉は死語に近い。いくつもの書物や、たとえば、大島渚の映画「日本の夜と霧」で、全学連と六〇年安保闘争の姿を想像することはできる。けれど、それ………[もっと読む]

[評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)
[掲載]2016年10月16日
[ジャンル]政治 社会 

ルポ 貧困女子 [著]飯島裕子 貧困の現場から社会を変える [著]稲葉剛

ルポ 貧困女子 [著]飯島裕子 貧困の現場から社会を変える [著]稲葉剛

■弱者への無理解、改めるために 2カ月ほど前、経済的事情で進学を断念する女子高校生がNHKのニュースで取り上げられたとき、映っていた自室の所持品が安価ではないなどの理由で非難された。貧困を解説し………[もっと読む]

[評者]星野智幸(小説家)
[掲載]2016年10月16日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 

情報社会の〈哲学〉―グーグル・ビッグデータ・人工知能 [著]大黒岳彦

情報社会の〈哲学〉―グーグル・ビッグデータ・人工知能 [著]大黒岳彦

■AIに抜かれる前に必要な検証 いわゆるシンギュラリティ問題では2045年に人間を凌駕(りょうが)するとされる人工知能(AI)への恐怖が語られるが、あっさり凌駕されてしまう人間側の不甲斐(ふがい………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年10月16日
[ジャンル]科学・生物 IT・コンピューター 

近代日本学校制服図録 [著]難波知子

近代日本学校制服図録 [著]難波知子

■国の要請と生徒の望みが形に 『東京女子高制服図鑑』なる本がヒットしたのは1985年だった。ちょうど女子校の制服がチェック柄のスカートとブレザーにモデルチェンジする頃で、以後「制服萌(も)え」の………[もっと読む]

[評者]斎藤美奈子(文芸評論家)
[掲載]2016年10月16日
[ジャンル]教育 アート・ファッション・芸能 

第三帝国 [著]ロベルト・ボラーニョ

第三帝国 [著]ロベルト・ボラーニョ

■弛みと緊張が呼び覚ます感情 チリの作家、ロベルト・ボラーニョのことは、『通話』の初邦訳が出た際に知ったが、そのときに覚えた不思議な親密感は、その後どんな作品を読んでも変わることがない。 『第三………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2016年10月16日
[ジャンル]歴史 政治 

民主主義の内なる敵 [著]ツヴェタン・トドロフ

民主主義の内なる敵 [著]ツヴェタン・トドロフ

■成功の果てに暴走する自由意志 現代の自由民主主義体制をめぐる本書の議論は、一見無縁な古代神学論争の回顧から始まる。人間が自由意志をもつと強調したペラギウスの思想は、人間が背負う「原罪」を否定し………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2016年10月16日
[ジャンル]政治 

シリコンバレーで起きている本当のこと [著]宮地ゆう

シリコンバレーで起きている本当のこと [著]宮地ゆう

 シリコンバレーを車で回ると、超有名IT企業の華やかな本社が続々と現れてくるのに誰しも圧倒される。しかし、本書は同地域の「影の面」に着目した。 時価総額世界1、2位の企業があるのに、彼らの税金逃………[もっと読む]

[評者]加藤出
[掲載]2016年10月16日
[ジャンル]社会 国際 

安藤忠雄 野獣の肖像 [著]古山正雄

安藤忠雄 野獣の肖像 [著]古山正雄

 大阪の下町育ちで元プロボクサー、そして建築は独学。建築家・安藤忠雄の歩みは過剰なまでに物語的で、彼を語ると、どうしてもそうしたエピソードに吸い寄せられがちになる。 本書の著者は、安藤とのつきあ………[もっと読む]

[掲載]2016年10月16日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

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