写真:横尾忠則さん

プロフィール公式横尾忠則 (美術家)
1936年兵庫県生まれ。60年代からグラフィックデザイナーとして活躍、80年に画家に転向。画集に『赤の魔笛』『横尾忠則Y字路』『人工庭園』、随想や絵画論に『インドへ』『名画感応術』、対談集に『芸術ウソつかない』、小説に『ぶるうらんど』(泉鏡花文学賞)など。

横尾忠則(美術家)の書評

もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら [著]工藤美代子

もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら [著]工藤美代子

■現代の怪異、戸惑いつつ語り部に 冒頭、「この世のルールを勝手に無視した妄想の世界」を語る「うさん臭い」人種に拒否反応する著者なのだが、本書を読み進めるうちに、ただの日常の一断片が彼女の妄想によ………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年06月05日
[ジャンル]文芸 

瞬間を生きる哲学―〈今ここ〉に佇む技法 [著]古東哲明

瞬間を生きる哲学―〈今ここ〉に佇む技法 [著]古東哲明

■時間を超える生、芸術創造もまた 1960年代のヒッピームーブメントはすでに終息を迎えていたがバークレイにはまだその遺産の残り火がチカチカしていた70年代の初頭に、カリフォルニア大学内を仕事場に………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年05月29日
[ジャンル]人文 

ふかいことをおもしろく―創作の原点 [著]井上ひさし

ふかいことをおもしろく―創作の原点 [著]井上ひさし

■井上文学の核心「笑いは外から」 「ほかの子とは違う」とか「神童」「秀才」と呼ばれたが結局「凡人」だと思うようになったと言っても、蔵書20万冊、一日の読書量30冊は凡人とはいえまい。「本は人類が………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年05月22日
[ジャンル]文芸 

野球にときめいて―王貞治、半生を語る [著]王貞治

野球にときめいて―王貞治、半生を語る [著]王貞治

■人生の節目でいつも不思議な力 「人生の節目ではいつも不思議な力が僕を導いてくれた」という王貞治。王さんの野球人生には「野球の神様」がついていないと考える方が不思議なくらい。次々と重なる偶然が王………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年05月01日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

ジョルジョ・モランディ―人と芸術 [著]岡田温司

ジョルジョ・モランディ―人と芸術 [著]岡田温司

■変化する「反復」、静謐の背後に… 美術史に埋没しかかっていたイタリアの一都市「ボローニャの画家」を20世紀の二大巨匠ピカソとデュシャンの横並びに位置づけて論じようとする著者の3冊目のモランディ………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年04月24日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 新書 

猫の散歩道 [著]保坂和志

猫の散歩道 [著]保坂和志

■風景が与える答え、小説の秘密 猫に対する著者の感情移入と一体化は感動的でさえある。自分の家の猫でもない野良の親子の不透明な生活に一喜一憂する保坂さん。道で目と目が合っただけの子猫の一夜の運命を………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年04月17日
[ジャンル]文芸 

バルテュス、自身を語る [著]バルテュス

バルテュス、自身を語る [著]バルテュス

■神秘と謎の画家「唯一の回顧録」 寡黙で寡作で、孤独と絵画とモーツァルトとロッシニエールの館と神を愛した20世紀最後の画家バルテュスが重い口を開いて自身を語った「唯一の回顧録」である。 私の中で………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年03月27日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝 

ジョゼフ・コーネル―箱の中のユートピア [著]デボラ・ソロモン

ジョゼフ・コーネル―箱の中のユートピア [著]デボラ・ソロモン

■成功が苦悩だった禁欲の人生 日頃から伝記を愛読する僕が伝記を読み耽(ふけ)るジョゼフ・コーネルの伝記を読んだ。芸術家の伝記が面白いのは、周囲の人間たちが魅了されるあまり人生が壊されていくからだ………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年03月20日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝 

迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教 [著]ネルケ無方

迷える者の禅修行―ドイツ人住職が見た日本仏教 [著]ネルケ無方

■試練また試練、運命の先には 世の中には物好きというか命知らずの運命に挑戦する勇気ある人間がいるものだ。16歳で仏縁に出会い発心したドイツ人の若者が西洋の価値観と真反対の日本の禅寺に、道元禅師よ………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年02月27日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝 

駆けぬける現代美術 1990—2010 [著]田中三蔵

駆けぬける現代美術 1990—2010 [著]田中三蔵

■濁流に身を投げながら水先案内 現代美術とは?と問われて何と答えよう。現代の時代の美術を指すといっても多様化した時代の多様化した表現は一方向を向いていない。そんなえたいの知れない現代美術を相手に………[もっと読む]

[評者]横尾忠則(美術家)
[掲載]2011年02月13日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

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