写真:柄谷行人さん

プロフィール公式柄谷行人 (哲学者)
1941年兵庫県生まれ。著書に『漱石詩論』(群像新人文学賞)『マルクスその可能性の中心』(亀井勝一郎賞)『坂口安吾と中上健次』(伊藤整文学賞)『日本近代文学の起源』『隠喩としての建築』『トランスクリティーク』『ネーションと美学』『歴史と反復』『世界史の構造』など。

柄谷行人(哲学者)の書評

ユダヤ人の起源 [著]シュロモー・サンド /トーラーの名において [著]ヤコヴ・M・ラブキン

ユダヤ人の起源 [著]シュロモー・サンド /トーラーの名において [著]ヤコヴ・M・ラブキン

■内部から公然とシオニズム批判 ユダヤ教徒は、長く離散の状態にあって、約束の地、シオン(エルサレム)に帰還する時を待ち望んできた。しかし、帰還のために実際に何かをしたわけではない。そうすることは………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2010年05月16日
[ジャンル]歴史 政治 国際 

アマゾン文明の研究ー古代人はいかにして自然との共生をなし遂げたのか [著]実松克義

アマゾン文明の研究ー古代人はいかにして自然との共生をなし遂げたのか [著]実松克義

■「未開」通念を根本的にくつがえす 数年前に「秘境アマゾン巨大文明」と題したテレビの報道番組が話題になった。それは、日本とボリビア合同チームによる調査で、アマゾン上流にあるモホス大平原に、大規模………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2010年04月18日
[ジャンル]歴史 人文 科学・生物 

パララックス・ヴュー [著]スラヴォイ・ジジェク

パララックス・ヴュー [著]スラヴォイ・ジジェク

■「視差」戦略的に全面的に再編成 カントは『純粋理性批判』で、たとえば、「世界には始まりがある」というテーゼと「始まりがない」というアンチテーゼが共に成立することを示した。それはアンチノミー(二………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2010年03月07日
[ジャンル]人文 

天使はなぜ堕落するのか―中世哲学の興亡 [著]八木雄二

天使はなぜ堕落するのか―中世哲学の興亡 [著]八木雄二

■「神の存在証明」必要だった理由 ヨーロッパの中世哲学の一流のレベルから見れば、デカルトの『省察』は大学生の卒論程度だ、と著者は「あとがき」に書いている。私はこの大言壮語にあきれて本書を読み始め………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2010年02月07日
[ジャンル]歴史 人文 

精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本 [著]大熊一夫

精神病院を捨てたイタリア 捨てない日本 [著]大熊一夫

■「地域精神保健」という試み 著者は元新聞記者で、1970年にアルコール依存症を装って精神病院の鉄格子の中に入り、その体験を朝日新聞に「ルポ・精神病棟」として連載した。それは地獄のような世界であ………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2009年12月13日
[ジャンル]医学・福祉 社会 ノンフィクション・評伝 

ドゥルーズとガタリ-交差的評伝 [著]フランソワ・ドス

ドゥルーズとガタリ-交差的評伝 [著]フランソワ・ドス

■対照的な2人 思想史の事件 フランスの現代思想は1960年代から世界中に影響を与えた。構造主義者やポスト構造主義者と呼ばれる、大勢の思想家の中で、最もユニークなのは、ドゥルーズとガタリであった………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2009年11月08日
[ジャンル]歴史 人文 ノンフィクション・評伝 

印象派はこうして世界を征服した [著]フィリップ・フック

印象派はこうして世界を征服した [著]フィリップ・フック

■登場の初めから美術市場が前提 1980年代後半の日本に、フランス印象派絵画を買い集めるブームがあった。その中でも有名なのは、一人の日本人がゴッホの絵画をオークション史上最高の価格で落札した事件………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2009年09月27日
[ジャンル]経済 アート・ファッション・芸能 

オスマン帝国はなぜ崩壊したのか [著]新井政美

オスマン帝国はなぜ崩壊したのか [著]新井政美

■西洋への分裂した対応、日本でも 1990年以後、旧ユーゴスラビアやイスラム圏で噴出する問題を考えると、かつてそれらを統合していたオスマン帝国(1299〜1922年)に行き着く。オスマン帝国は、………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2009年09月06日
[ジャンル]歴史 

ノモンハン戦争―モンゴルと満洲国 [著]田中克彦

ノモンハン戦争―モンゴルと満洲国 [著]田中克彦

■背景、意味 モンゴル人の視点で  ノモンハン戦争は、1939年、満州帝国とモンゴル共和国の国境におこった、日本とソ連の戦争である。このとき日本は大敗したが、戦争の事実そのものが日本側では秘密に………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2009年08月02日
[ジャンル]歴史 新書 

伊勢神宮―魅惑の日本建築 [著]井上章一

伊勢神宮―魅惑の日本建築 [著]井上章一

■日本固有なのか、その通念を否定 伊勢神宮は、その簡素な白木の建物と、式年遷宮(20年ごとに造り替える)で知られている。しかし、これをたんに建築としてだけ見ることはできない。伊勢神宮は明治以後国………[もっと読む]

[評者]柄谷行人(哲学者)
[掲載]2009年06月28日
[ジャンル]歴史 人文 アート・ファッション・芸能 

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

ページトップへ戻る

ブック・アサヒ・コム サイトマップ