写真:保阪正康さん

プロフィール公式保阪正康 (ノンフィクション作家)
1939年北海道生まれ。ジャーナリスト。著書に『東條英機と天皇の時代』『陸軍省軍務局と日米開戦』『安楽死と尊厳死』『医療崩壊』『官僚亡国―軍部と霞が関エリート、失敗の本質』など。主宰する「昭和史を語り継ぐ会」の会誌「昭和史講座」で菊池寛賞。

保阪正康(ノンフィクション作家)の書評

鄙への想い  [著]田中優子 / 鄙の宿 [著]W・G・ゼーバルト

鄙への想い  [著]田中優子 / 鄙の宿 [著]W・G・ゼーバルト

■自然と結びつけ思念を生む場 「鄙」といういささか意味深い語を用いた両書にふれて、知的な広がりを実感する。もともとの意味は単に田舎を指すのだが、田中書は「鄙の本当の存在理由は人を自然界に結びつけ………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年06月08日
[ジャンル]人文 社会 

病から詩がうまれる―看取り医がみた幸せと悲哀 [著]大井玄

病から詩がうまれる―看取り医がみた幸せと悲哀 [著]大井玄

■懊悩の果てに辿りつく境地 終末期医療に関わる著者の最新エッセー集。「看取(みと)りの医師」を自認するだけに、医療現場の現実や自らの来歴を語りつつ、自作の句や病との闘いを詠んだ先達たちの詩歌をあ………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年05月25日
[ジャンル]医学・福祉 

ロマ 生きている炎―少数民族の暮らしと言語 [著]ロナルド・リー

ロマ 生きている炎―少数民族の暮らしと言語 [著]ロナルド・リー

■迫害を受け、生身で社会と格闘 「現在、日本などごく少数の国を除いて、ロマは世界中の国々に実在する。われわれの音楽や文化も理解されるようになった」 と著者はこの日本語版への「はしがき」で書く。今………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年05月18日
[ジャンル]文芸 

大正ロマンの真実 [著]三好徹

大正ロマンの真実 [著]三好徹

■時代に躍った人びとの姿を活写 大正時代は15年、その間に起こった政治、軍事、文化に関わる事件・事象を選び、そこに躍った人びとの姿が活写される。大正の空気(大正ロマンとか大正デモクラシーとか称さ………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年05月04日
[ジャンル]歴史 

レーガンとサッチャー 新自由主義のリーダーシップ [著]ニコラス・ワプショット

レーガンとサッチャー 新自由主義のリーダーシップ [著]ニコラス・ワプショット

■20世紀史書き換えた信頼関係 20世紀の人類史ではソ連の社会主義体制の崩壊がもっとも特筆されることの一つだろう。その崩壊の最終段階で主要な役割を果たしたのが、米国のレーガン大統領と英国のサッチ………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年04月27日
[ジャンル]歴史 政治 

へるん先生の汽車旅行 小泉八雲、旅に暮らす [著]芦原伸

へるん先生の汽車旅行 小泉八雲、旅に暮らす [著]芦原伸

■百年余前の風景を「歩く評伝」 パトリック・ラフカディオ・ハーン(日本での英語教師契約書にヘルンとあった)は、1904年に54歳の一期を東京・西大久保の自宅で終えた。夕食時には子供たちと雑談を交………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年04月20日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

戦争俳句と俳人たち [著]樽見博

戦争俳句と俳人たち [著]樽見博

■生き方の地肌があらわれる 戦争俳句とは戦時下に詠まれた俳句だが、聖戦俳句、生活俳句、さらにはプロレタリア文学系の流れを汲(く)む俳句とその内訳は多岐にわたる。加えて俳句の本質をめぐり新興俳句と………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年04月13日
[ジャンル]歴史 人文 

戦乱の中の情報伝達―使者がつなぐ中世京都と在地 [著]酒井紀美

戦乱の中の情報伝達―使者がつなぐ中世京都と在地 [著]酒井紀美

■意識高い農民の姿うかがえる 備中国の新見庄と京都の東寺は、荘園と領主の関係にあった。寛正2(1461)年に新見庄の使者が東寺を訪ねて、これまでの細川勝元の請負代官を追い払ったので、改めて代官を………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年03月16日
[ジャンル]歴史 社会 

日ロ現場史 北方領土——終わらない戦後 [著]本田良一

日ロ現場史 北方領土——終わらない戦後 [著]本田良一

■国の領土交渉と住民の心境描く 本書のタイトルには二つの意味があり、「一つは北方領土を抱える根室地域、そしてその周辺の海を指す現場、もう一つは領土交渉の現場」を指すと、著者は書く。「鳥の眼(め)………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年03月09日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 

ニクソンとキッシンジャー―現実主義外交とは何か [著]大嶽秀夫

ニクソンとキッシンジャー―現実主義外交とは何か [著]大嶽秀夫

■仔細な分析で指導者像問い直す ニクソンとキッシンジャーが、アメリカ政治を動かしたのは1969年から74年までの5年半ほどである。この間に、デタント政策を成功させ、米中和解を進め、ベトナム戦争終………[もっと読む]

[評者]保阪正康(ノンフィクション作家)
[掲載]2014年03月02日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 国際 

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