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プロフィール公式武田徹 (評論家・ジャーナリスト)
1958年東京都生まれ。メディア論などを手がける。主な著書に『暴力的風景論』、『偽満州国論』、『流行人類学クロニクル』(サントリー学芸賞)、『原発報道とメディア』『「核」論――鉄腕アトムと原発事故のあいだ』、『NHK問題』など。

武田徹(評論家・ジャーナリスト)の書評

ブルマーの謎―〈女子の身体〉と戦後日本 [著]山本雄二

ブルマーの謎―〈女子の身体〉と戦後日本 [著]山本雄二

■女子の感情無視した妙な「共犯」 筆者の世代で女子の体操着といえば体にぴったりフィットするブルマーが定番だった。だがその話は今の女子には通じない。1960年代に登場、一気に日本全国を席巻した密着………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2017年02月19日
[ジャンル]人文 

絶滅の地球誌 [著]澤野雅樹

絶滅の地球誌 [著]澤野雅樹

 絶滅の到来を人類は早めるか、遅らせられるか。それが本書のテーマだ。 大規模噴火でCO2が増えて多くの生物種が絶滅した太古の歴史を紹介しつつ著者はCO2を大量放出する現代文明の行く末をまず予想し………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2017年02月12日
[ジャンル]社会 

ウィリアム・モリスの遺したもの―デザイン・社会主義・手しごと・文学 [著]川端康雄

ウィリアム・モリスの遺したもの―デザイン・社会主義・手しごと・文学 [著]川端康雄

 草花など自然の風物を配した「モリス風」プリントデザインは今もインテリア用品等でよく見る。だが、生みの親のモリス自身が注目される機会は減った。 デザイン工房運営の傍ら文芸創作を手掛け、政治と芸術………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2017年02月05日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能 

写真の新しい自由 [著]菅付雅信

写真の新しい自由 [著]菅付雅信

 私たちは日々、大量の写真を見ている。ネットにはプロ、素人の別なく投稿された写真が氾濫(はんらん)し、広告写真に目を向けずに街を歩くことは困難だ。 芸術にも商業にもなり、歴史に残るものもあれば、………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2017年01月15日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

ロックフェスの社会学―個人化社会における祝祭をめぐって [著]永井純一

ロックフェスの社会学―個人化社会における祝祭をめぐって [著]永井純一

■自己責任世代の不安に効く祭り 「フェス」と呼ばれる音楽イベントが人気だ。日本でも1997年に始まった「フジロック」以来、多くのフェスが開催されてきた。著者はこのフェスについて参与観察や聞き取り………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2017年01月08日
[ジャンル]社会 

娯楽番組を創った男―丸山鐵雄と〈サラリーマン表現者〉の誕生 [著]尾原宏之

娯楽番組を創った男―丸山鐵雄と〈サラリーマン表現者〉の誕生 [著]尾原宏之

■大衆を丸ごと表現、TVを席巻 1947年に放送が開始された「日曜娯楽版」は、辛辣(しんらつ)な政治諷刺(ふうし)が売り物のラジオ番組だった。最近のNHKは政治家の言いなりだと批判する時に「昔は………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年12月18日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝 

狂うひと―「死の棘」の妻・島尾ミホ [著]梯久美子

狂うひと―「死の棘」の妻・島尾ミホ [著]梯久美子

■「事件」渇望した 文学的共犯 「そのとき私は、けものになりました」。歌うように語り始めた島尾ミホの言葉を、一言も聞き漏らすまいと筆者は筆を走らせたという。夫・敏雄の日記に不倫の証拠を見つけ、『………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年11月27日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

アウシュヴィッツのコーヒー―コーヒーが映す総力戦の世界 [著]臼井隆一郎

アウシュヴィッツのコーヒー―コーヒーが映す総力戦の世界 [著]臼井隆一郎

■深い味わいに影落とす民族差別 アウシュビッツ強制収容所ではユダヤ人を回教徒(ムーゼルマン)と呼んでいたという。この悪ふざけのような習慣がなぜ作られたのか、理由を知りたいとずっと思ってきた。 本………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年11月20日
[ジャンル]政治 社会 

東京田園モダン―大正・昭和の郊外を歩く [著]三浦展

東京田園モダン―大正・昭和の郊外を歩く [著]三浦展

■発展する下町に社会改良への志 著者は都市の消費文化研究が専門。戦後の東京都市圏が西へ広がるなかで、「山の手」的生活様式も変化しつつ西遷してきた過程などを調べてきた。 本書ではそんな調査の時代と………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年11月13日
[ジャンル]経済 社会 

死神の報復―レーガンとゴルバチョフの軍拡競争(上・下) [著]デイヴィッド・E・ホフマン

死神の報復―レーガンとゴルバチョフの軍拡競争(上・下) [著]デイヴィッド・E・ホフマン

 米ソ保有核弾頭が6万発に達した1985年。レーガンとゴルバチョフは初めて握手を交わし、増え過ぎた核の削減交渉を始める。 立場も思惑も異なる2人だがレイキャヴィク会談では核兵器廃絶まであと一歩に………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年10月23日
[ジャンル]政治 社会 

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