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プロフィール公式武田徹 (評論家・ジャーナリスト)
1958年東京都生まれ。メディア論などを手がける。主な著書に『暴力的風景論』、『偽満州国論』、『流行人類学クロニクル』(サントリー学芸賞)、『原発報道とメディア』『「核」論――鉄腕アトムと原発事故のあいだ』、『NHK問題』など。

武田徹(評論家・ジャーナリスト)の書評

ロックフェスの社会学―個人化社会における祝祭をめぐって [著]永井純一

ロックフェスの社会学―個人化社会における祝祭をめぐって [著]永井純一

■自己責任世代の不安に効く祭り 「フェス」と呼ばれる音楽イベントが人気だ。日本でも1997年に始まった「フジロック」以来、多くのフェスが開催されてきた。著者はこのフェスについて参与観察や聞き取り………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2017年01月08日
[ジャンル]社会 

娯楽番組を創った男―丸山鐵雄と〈サラリーマン表現者〉の誕生 [著]尾原宏之

娯楽番組を創った男―丸山鐵雄と〈サラリーマン表現者〉の誕生 [著]尾原宏之

■大衆を丸ごと表現、TVを席巻 1947年に放送が開始された「日曜娯楽版」は、辛辣(しんらつ)な政治諷刺(ふうし)が売り物のラジオ番組だった。最近のNHKは政治家の言いなりだと批判する時に「昔は………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年12月18日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝 

狂うひと―「死の棘」の妻・島尾ミホ [著]梯久美子

狂うひと―「死の棘」の妻・島尾ミホ [著]梯久美子

■「事件」渇望した 文学的共犯 「そのとき私は、けものになりました」。歌うように語り始めた島尾ミホの言葉を、一言も聞き漏らすまいと筆者は筆を走らせたという。夫・敏雄の日記に不倫の証拠を見つけ、『………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年11月27日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

アウシュヴィッツのコーヒー―コーヒーが映す総力戦の世界 [著]臼井隆一郎

アウシュヴィッツのコーヒー―コーヒーが映す総力戦の世界 [著]臼井隆一郎

■深い味わいに影落とす民族差別 アウシュビッツ強制収容所ではユダヤ人を回教徒(ムーゼルマン)と呼んでいたという。この悪ふざけのような習慣がなぜ作られたのか、理由を知りたいとずっと思ってきた。 本………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年11月20日
[ジャンル]政治 社会 

東京田園モダン―大正・昭和の郊外を歩く [著]三浦展

東京田園モダン―大正・昭和の郊外を歩く [著]三浦展

■発展する下町に社会改良への志 著者は都市の消費文化研究が専門。戦後の東京都市圏が西へ広がるなかで、「山の手」的生活様式も変化しつつ西遷してきた過程などを調べてきた。 本書ではそんな調査の時代と………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年11月13日
[ジャンル]経済 社会 

死神の報復―レーガンとゴルバチョフの軍拡競争(上・下) [著]デイヴィッド・E・ホフマン

死神の報復―レーガンとゴルバチョフの軍拡競争(上・下) [著]デイヴィッド・E・ホフマン

 米ソ保有核弾頭が6万発に達した1985年。レーガンとゴルバチョフは初めて握手を交わし、増え過ぎた核の削減交渉を始める。 立場も思惑も異なる2人だがレイキャヴィク会談では核兵器廃絶まであと一歩に………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年10月23日
[ジャンル]政治 社会 

情報社会の〈哲学〉―グーグル・ビッグデータ・人工知能 [著]大黒岳彦

情報社会の〈哲学〉―グーグル・ビッグデータ・人工知能 [著]大黒岳彦

■AIに抜かれる前に必要な検証 いわゆるシンギュラリティ問題では2045年に人間を凌駕(りょうが)するとされる人工知能(AI)への恐怖が語られるが、あっさり凌駕されてしまう人間側の不甲斐(ふがい………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年10月16日
[ジャンル]科学・生物 IT・コンピューター 

松山俊太郎 蓮の宇宙 [著]松山俊太郎 [編]安藤礼二

松山俊太郎 蓮の宇宙 [著]松山俊太郎 [編]安藤礼二

 松山俊太郎は気になる存在だった。生前の彼と面識のあったファンたちがその怪人ぶりを実に情熱的に語るのを聞いていたからだ。 本書収録の対談「蓮華(れんげ)宇宙を語る」では博覧強記の松岡正剛が「とう………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年10月09日
[ジャンル]文芸 

赤塚不二夫生誕80年企画―バカ田大学講義録なのだ! [著]泉麻人ほか

赤塚不二夫生誕80年企画―バカ田大学講義録なのだ! [著]泉麻人ほか

 ♪みやこの西北 ワセダのとなり……。そんな校歌で知られる「バカ田大学」。漫画『天才バカボン』に登場する架空の大学で講義するという「お題」に、多彩な講師陣が挑んだ。 たとえば俗を極めて神々しささ………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年09月25日
[ジャンル]文芸 

テレビは男子一生の仕事―ドキュメンタリスト牛山純一 [著]鈴木嘉一

テレビは男子一生の仕事―ドキュメンタリスト牛山純一 [著]鈴木嘉一

■今こそ求められる傑物の生き様 新卒一期生として日本テレビに入社した牛山純一は「ノンフィクション劇場」など傑作ドキュメンタリーを多く作った。本書はこの伝説的テレビ人の評伝だ。 何もかもが初めて尽………[もっと読む]

[評者]武田徹(評論家・ジャーナリスト)
[掲載]2016年09月18日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 

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