写真:蜂飼耳さん

プロフィール公式蜂飼耳 (詩人・作家)
1974年生まれ。詩集『いまにもうるおっていく陣地』(中原中也賞)、『食うものは食われる夜』(芸術選奨新人賞)、絵本『うきわねこ』(産経児童出版文化賞ニッポン放送賞)。主な小説集に『紅水晶』、エッセー集に『空席日誌』『おいしそうな草』など。

蜂飼耳(詩人・作家)の書評

「文系学部廃止」の衝撃 [著]吉見俊哉

「文系学部廃止」の衝撃 [著]吉見俊哉

■「目的や価値の軸」創造する知 昨年六月に文部科学省が出した「国立大学法人等の組織及び業務全般の見直しについて」の通知は、各メディアによって「国が文系学部を廃止しようとしている」と報じられ、大き………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2016年03月27日
[ジャンル]教育 社会 

レモン畑の吸血鬼 [著]カレン・ラッセル

レモン畑の吸血鬼 [著]カレン・ラッセル

■生の断面鮮やか、奇想天外な物語 カレン・ラッセル『レモン畑の吸血鬼』は、一作ごとにまったく違う味わいの、八編の小説を収める。「お国のための糸繰り」は、明治期の日本、製糸場と女工の労働への関心か………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2016年03月13日
[ジャンル]文芸 

墨痕―書芸術におけるモダニズムの胎動 [著]栗本高行

墨痕―書芸術におけるモダニズムの胎動 [著]栗本高行

■文字か形象か、本質捉える挑戦 書は文字か、それとも形象だろうか。何という言葉が書かれているかを読もうとするならば、それは文学作品に通じる視点。一方、文字がどんな輪郭や線で構成されているかに着目………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2016年02月14日
[ジャンル]文芸 

日本の食文化史―旧石器時代から現代まで [著]石毛直道

日本の食文化史―旧石器時代から現代まで [著]石毛直道

■食材も作法も、驚きの変化たどる 日本列島では旧石器時代から現代まで、何がどのように食べられてきたか。いまでは海外でも人気の高い日本食。本書はその変遷を辿(たど)り、見渡す通史。一般的に歴史学で………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2016年01月24日
[ジャンル]文芸 

香港パク [著]李承雨

香港パク [著]李承雨

■見えないもの暴く、精神の深層 韓国の作家・李承雨の小説は、たたみかけるように重なる叙述がやがて未知の場を拓(ひら)いてみせるところに、無類の魅力をもつ。そこにある言葉は、見えないものを暴こうと………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2015年12月20日
[ジャンル]文芸 社会 

あこがれ [著]川上未映子

あこがれ [著]川上未映子

■恋愛よりも深い奇跡的な間柄 小学校中学年の「ぼく」は夏休みのある日、スーパーのサンドイッチ売り場の女性をミス・アイスサンドイッチとひそかに名づける。水色に塗られたまぶた。独特の化粧のために大き………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2015年12月06日
[ジャンル]文芸 

繭 [著]青山七恵

繭 [著]青山七恵

■相互依存の糸、終わりが始まり 美容師として自分の店を持って働く舞は、仕事の続かない夫・ミスミに度々暴力を振るってしまう。関係の歪(ゆが)みを認識しながらも、変えることができない。この夫婦と同じ………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2015年11月08日
[ジャンル]文芸 ノンフィクション・評伝 

琥珀のまたたき [著]小川洋子

琥珀のまたたき [著]小川洋子

■脆くはかない人間の生の輝き 母が作り出した閉塞(へいそく)的な環境で、子どもたちはどのように生き、育つのか。小川洋子の長編小説『琥珀(こはく)のまたたき』は、その環境での日々とやがて訪れる崩壊………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2015年10月25日
[ジャンル]文芸 

レールの向こう [著]大城立裕

レールの向こう [著]大城立裕

■人生の足元、確かめ拡がる世界 沖縄の歴史や文化を主題として執筆を続け、戦後の沖縄文学を牽引(けんいん)してきた大城立裕の作品集。表題作は、八十九歳の作家が綴(つづ)る私小説。 妻が脳梗塞(こう………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2015年10月11日
[ジャンル]文芸 

鴎外と漱石のあいだで—日本語の文学が生まれる場所 [著]黒川創

鴎外と漱石のあいだで—日本語の文学が生まれる場所 [著]黒川創

■東アジア視野に文学史問い直す 近代の日本語文学史を、東アジア全域を視野に入れる方法で辿(たど)る。日露戦争や大逆事件等によって揺らぐ二十世紀初頭、日本語による読み書きはすでに日本人だけのもので………[もっと読む]

[評者]蜂飼耳(詩人・作家)
[掲載]2015年10月04日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

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