写真:水無田気流さん

プロフィール公式水無田気流 (詩人・社会学者)
1970年神奈川県生まれ。立教大学社会学部兼任講師。2003年に現代詩手帖賞受賞。詩集に『音速平和』(中原中也賞)『Z境』(晩翠賞)。評論に『無頼化する女たち』、本名の田中理恵子名義で『平成幸福論ノート 変容する社会と「安定志向の罠」』など。

水無田気流(詩人・社会学者)の書評

日本まんが〈壱〜参〉 [編著]荒俣宏

日本まんが〈壱〜参〉 [編著]荒俣宏

■生きた歴史語る、巨人たちの肉声 一大表現ジャンルとなった「日本まんが」。だが、誕生から変遷に至る道筋は平坦(へいたん)ではなく、下位文化としての逆風にさらされてきた。今日のような隆盛を可能にし………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2015年03月22日
[ジャンル]政治 社会 

女性たちの貧困―“新たな連鎖”の衝撃 [著]NHK「女性の貧困」取材班

女性たちの貧困―“新たな連鎖”の衝撃 [著]NHK「女性の貧困」取材班

■「見えない」貧しさを告発する 昨年は、女性や子どもの貧困に関する報道や書籍が話題となった。その端緒を開いたのが、NHKクローズアップ現代「あしたが見えない〜深刻化する“若年女性”の貧困〜」であ………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2015年03月15日
[ジャンル]政治 社会 

オカザキ・ジャーナル/レアリティーズ [著]岡崎京子

オカザキ・ジャーナル/レアリティーズ [著]岡崎京子

■この時代を射貫く空気感の塊 河川敷で殺害された中学生のやりきれないニュースを聞き、岡崎京子の『リバーズ・エッジ』(1994年)を思った。表層と内実のずれ、一見平穏な日常に潜む過酷な現実……それ………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2015年03月08日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝 

新 クリエイティブ資本論—才能が経済と都市の主役となる [著]リチャード・フロリダ

新 クリエイティブ資本論—才能が経済と都市の主役となる [著]リチャード・フロリダ

■創造性を引き出す条件とは何か 人間の創造性は経済発展の鍵である。ではその創造性を引き出すため、具体的に何が必要なのか? 2002年発刊の前著『クリエイティブ資本論』を大幅に刷新した本書は、この………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2015年03月01日
[ジャンル]社会 

古代の女性官僚―女官の出世・結婚・引退 [著]伊集院葉子

古代の女性官僚―女官の出世・結婚・引退 [著]伊集院葉子

■従来の「女官」のイメージを覆す 時代小説やドラマでお馴染(なじみ)の「女官」。絢爛(けんらん)たる宮廷に咲く才色兼備の女性たち……というイメージが先立つが、実像はどのようなものだったのか。本書………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2015年02月22日
[ジャンル]歴史 

詩についての小さなスケッチ [著]小池昌代

詩についての小さなスケッチ [著]小池昌代

■多彩な光線が照らす詩の現象学 詩は難しい、という。評者も幾度となく言われてきたが、本書は詩の懐深くに滑り込み、心音を聴き、その魅力の鼓動を伝える詩論である。一般に、言葉は発話者が何かを伝えるた………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2015年02月15日
[ジャンル]文芸 

生そのものの政治学—二十一世紀の生物医学、権力、主体性 [著]ニコラス・ローズ

生そのものの政治学—二十一世紀の生物医学、権力、主体性 [著]ニコラス・ローズ

■今日的な課題を検証し体系立てる 1984年に亡くなったミシェル・フーコーによる「生政治(biopolitics)」という術語。それは、近代化以降の統治のあり方を示す重要な概念である。かつて政治………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2015年02月08日
[ジャンル]政治 

寺山修司未発表詩集-秋たちぬ [著]寺山修司 [編]田中未知

寺山修司未発表詩集-秋たちぬ [著]寺山修司 [編]田中未知

■滴り落ちる極彩色の抒情 没後三十二年を経てなお色あせない、寺山修司の美学。それは舞台美術や前衛短歌などの領域を飛び越え、さまざまな表現に影響を与え続けている。本書は、寺山が十四、五歳のころノー………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2015年02月01日
[ジャンル]文芸 

〈ルポ〉かわいい!—竹久夢二からキティちゃんまで [著]青栁(あおやぎ)絵梨子

〈ルポ〉かわいい!—竹久夢二からキティちゃんまで [著]青栁(あおやぎ)絵梨子

■権力を無効にする価値観 今や国内はもとより、海外にも知られるようになった「かわいい」カルチャー。大正時代に竹久夢二の絵から始まり、中原淳一、内藤ルネ、田村セツコらの少女画により醸成されたこの少………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2015年01月25日
[ジャンル]社会 

自然主義と宗教の間―哲学論集 [著]ユルゲン・ハーバーマス

自然主義と宗教の間―哲学論集 [著]ユルゲン・ハーバーマス

■新たな寛容の作法を探求する 本書を読み進める最中、パリの新聞社襲撃事件の悲報を聞いた。悲劇の根幹には、宗教共同体的な「善」と、民主主義国家の「正義」との深い亀裂が横たわっているのを再認した。近………[もっと読む]

[評者]水無田気流(詩人・社会学者)
[掲載]2015年01月18日
[ジャンル]人文 

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