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プロフィール公式杉田敦 (政治学者・法政大学教授)
1959年群馬県生まれ。著書に『権力の系譜学』『デモクラシーの論じ方―論争の政治』『境界線の政治学』『政治への想像力』『政治的思考』『3・11の政治学 震災・原発事故のあぶり出したもの』、共著に『これが憲法だ!』など。

杉田敦(政治学者・法政大学教授)の書評

自分とは違った人たちとどう向き合うか―難民問題から考える [著]ジグムント・バウマン

自分とは違った人たちとどう向き合うか―難民問題から考える [著]ジグムント・バウマン

■排斥する側の論理と心理を分析 欧米を中心に広がる移民や難民の排斥。その背後にあるものを、グローバル化に伴う近代の「液状化」(リキッド・モダニティ)論で知られる社会学者が晩年の著でえぐり出す。 ………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2017年03月12日
[ジャンル]政治 社会 

対面的―〈見つめ合い〉の人間学 [著]大浦康介

対面的―〈見つめ合い〉の人間学 [著]大浦康介

■非人称的な時代、個の尊重問う 「人と人とが対面しているとき、いったい二人のあいだには何が起こっているのか。私はなぜ相手の顔をまじまじと、りんごを眺めるように見ることができないのか」。このシンプ………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2017年02月26日
[ジャンル]科学・生物 

汚れた戦争 [著]タルディ、ヴェルネ [訳]藤原貞朗

汚れた戦争 [著]タルディ、ヴェルネ [訳]藤原貞朗

■粛々と人間を破壊し続ける地獄 アジアでは総力戦の記憶は第二次世界大戦に端を発するが、ヨーロッパでは、始まりは第一次世界大戦であった。編年体のこの戦記コミックでは、それぞれの年の冒頭に、政治家や………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2017年02月12日
[ジャンル]政治 社会 

フクシマの荒廃―フランス人特派員が見た原発棄民たち [著]アルノー・ヴォレラン

フクシマの荒廃―フランス人特派員が見た原発棄民たち [著]アルノー・ヴォレラン

■廃炉現場で見た人間蟻塚の過酷 いつからだろうか。この国で重要な情報を得るには、外国人記者クラブでの会見を見なければならなくなったのは。フランスの新聞記者による福島第一原発をめぐるリポートには、………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2017年01月22日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 

21世紀の豊かさ [編著]中野佳裕、ジャン=ルイ・ラヴィルほか

21世紀の豊かさ [編著]中野佳裕、ジャン=ルイ・ラヴィルほか

 20世紀の社会民主主義は、「民主主義と資本主義の洗練化に貢献し、市場と国家の連携を通じて経済的かつ社会的な進歩の理想を普及するまでに至った」。しかし、経済のグローバル化に伴い、ヨーロッパでも、………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2016年12月11日
[ジャンル]政治 社会 

戦後民主主義をどう生きるか [著]三谷太一郎

戦後民主主義をどう生きるか [著]三谷太一郎

■同盟は「戦争の導火線」と警告 「日本の歴史上の民主主義は、すべて戦後民主主義であったといっても言い過ぎではない」。戊辰戦争の「戦後民主主義」としての、福沢諭吉らの「公議輿論(よろん)」の要求。………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2016年11月20日
[ジャンル]政治 社会 

叫びの都市―寄せ場、釜ケ崎、流動的下層労働者 [著]原口剛

叫びの都市―寄せ場、釜ケ崎、流動的下層労働者 [著]原口剛

■「ドヤ街」という拠点も奪われて 大阪港の港湾労働に従事する沖仲仕たちの街、釜ケ崎。高度成長を裏から支えたこの空間に定位し、著者は矛盾に満ちた戦後日本の姿を浮き彫りにする。 港湾運送業の需要は、………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2016年10月30日
[ジャンル]社会 

民主主義の内なる敵 [著]ツヴェタン・トドロフ

民主主義の内なる敵 [著]ツヴェタン・トドロフ

■成功の果てに暴走する自由意志 現代の自由民主主義体制をめぐる本書の議論は、一見無縁な古代神学論争の回顧から始まる。人間が自由意志をもつと強調したペラギウスの思想は、人間が背負う「原罪」を否定し………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2016年10月16日
[ジャンル]政治 

クラフツマン―作ることは考えることである [著]リチャード・セネット

クラフツマン―作ることは考えることである [著]リチャード・セネット

■ものと「対話」する手仕事再評価 著者セネットが学生時代に出会った哲学者ハンナ・アレントは、人間のあり方として、「労働する動物」と「工作人(ホモ・ファーベル)」とを区別した。機械的な労働に従事す………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2016年09月25日
[ジャンル]文芸 

集団的自衛権の思想史 [著]篠田英朗

集団的自衛権の思想史 [著]篠田英朗

■憲法と安保の「二重構造」を検証 憲法学者の宮沢俊義は、ポツダム宣言受諾で天皇主権から国民主権への「革命」が起こったとした。いわゆる「八月革命」説だ。だが、著者によれば、この説は、「実際の憲法制………[もっと読む]

[評者]杉田敦(政治学者・法政大学教授)
[掲載]2016年08月21日
[ジャンル]政治 

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