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プロフィール公式五十嵐太郎 (建築批評家・東北大学教授)
1967年パリ生まれ。「あいちトリエンナーレ2013」(芸術監督)で、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。主な著書に『新宗教と巨大建築』 『美しい都市・醜い都市』『現代建築に関する16章』『被災地を歩きながら考えたこと』『ヤンキー文化論序説』(編著)ほか。

五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)の書評

建築史とは何か [著]アンドリュー・リーチ

建築史とは何か [著]アンドリュー・リーチ

■あらゆる事象つなぐ知の交差点 20世紀の半ば、日本の建築家にとって古建築を学ぶことは、伝統を意識し、モダニズムに指針を与えることにつながった。またポストモダンの時代は、歴史建築の引用が流行し、………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2017年03月19日
[ジャンル]歴史 

復興キュレーション―語りのオーナーシップで作り伝える“くじらまち” [著]加藤幸治

復興キュレーション―語りのオーナーシップで作り伝える“くじらまち” [著]加藤幸治

 膨大な犠牲者と建物の凄(すさ)まじい破壊が目立つために忘れられがちだが、3・11は地域の文化に多大な被害をもたらした。本書は文化被災の状況に対し、仙台に暮らす民俗学の研究者・学芸員が、ゼミ生ら………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2017年03月05日
[ジャンル]社会 

ジャニーズと日本 [著]矢野利裕

ジャニーズと日本 [著]矢野利裕

■戦後民主主義を体現した帝国 深い関心がなくとも、テレビをつければ、報道番組やバラエティーにも登場するし、かつて妹がトシちゃんを好きだったり、同級生が光GENJIをカッコいいと言っていたり、研究………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2017年02月26日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

近代科学の形成と音楽 [著]ピーター・ペジック

近代科学の形成と音楽 [著]ピーター・ペジック

■新発見を導く感覚と論理の触媒 科学と音楽?と訝(いぶか)しがる人がいるかもしれない。音楽は理屈ではなく、感性で聴くものと思われがちだ。が、本書が西欧の古代や中世にさかのぼって論じる音楽は、数学………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2017年02月05日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 科学・生物 

メタル建築史―もうひとつの近代建築史 [著]難波和彦

メタル建築史―もうひとつの近代建築史 [著]難波和彦

■鉄の機能・表現、進化と行方探る 本書は金属(主に鉄)を軸に展開する建築論であり、特定の素材から近代建築史を描くものだ。が、単純な技術史でもない。 通常、日本において建築学科は工学部に所属するが………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2017年01月15日
[ジャンル]

ひらかれる建築―「民主化」の作法 [著]松村秀一

ひらかれる建築―「民主化」の作法 [著]松村秀一

■生活者の想像が未来を切り開く 本書はケンチクやタテモノからの卒業をうたう。ケンチクとは建築家の先生が設計する芸術的な作品。一方、タテモノとは経済的な営為から生産される通常の建物。東京のごちゃご………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2016年11月27日
[ジャンル]社会 新書 

デスメタルインドネシア―世界2位のブルータルデスメタル大国 [著]小笠原和生

デスメタルインドネシア―世界2位のブルータルデスメタル大国 [著]小笠原和生

 もう四半世紀前になるが、アジアをバックパッカー旅行したとき、ネパールでメタリカのTシャツを着た少年に会い、ヘヴィメタルの世界的な浸透を実感した。それよりさらに過激なデスメタルのインドネシアにお………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2016年11月13日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 国際 

最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常 [著]二宮敦人

最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常 [著]二宮敦人

■奔放な求道者たちの鍛錬と不安 個人的な話だが、両親と妹が東京藝大(げいだい)の卒業生という特殊な4人家族で育ったために、この学校は身近な存在だった。大学の様子はだいぶ理解しているつもりだったが………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2016年11月06日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝 

時代区分は本当に必要か?―連続性と不連続性を再考する [著]ジャック・ル=ゴフ

時代区分は本当に必要か?―連続性と不連続性を再考する [著]ジャック・ル=ゴフ

■中世とルネサンス、揺らぐ境界 先月久しぶりにフィレンツェを訪れ、ミケランジェロが設計した二つの小さな建築空間があまりに素晴らしく、合計5時間も観察した。イタリアのルネサンス期は革新的なデザイン………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2016年10月23日
[ジャンル]歴史 社会 

原爆ドーム―物産陳列館から広島平和記念碑へ [著]頴原澄子

原爆ドーム―物産陳列館から広島平和記念碑へ [著]頴原澄子

■取り壊し免れた“絵になる廃虚” 世界遺産に登録された原爆ドームは、最初からその価値が認められていたわけではない。1950年頃から誰言うとなく「原爆ドーム」と呼ぶようになり、市議会で永久保存が決………[もっと読む]

[評者]五十嵐太郎(建築批評家・東北大学教授)
[掲載]2016年10月09日
[ジャンル]歴史 

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