写真:大竹昭子さん

プロフィール公式大竹昭子 (作家)
1950年東京都生まれ。ノンフィクション、エッセー、小説、写真評論など幅広い分野で執筆。主な著書に『図鑑少年』『日和下駄とスニーカー』『ニューヨーク1980』『彼らが写真を手にした切実さを』『読むとだれかに語りたくなる―わたしの乱読手帖』など。朗読イベント<カタリココ>を主宰。http://katarikoko.blog40.fc2.com

大竹昭子(作家)の書評

陸前高田 2011—2014 [著] 畠山直哉

陸前高田 2011—2014 [著] 畠山直哉

■受容の意志の厳かさ、美しさ 「僕には、自分の記憶を助けるために写真を撮るという習慣がない」。かつて畠山直哉はこのように書いた。写真を撮ることは自分の住む世界をよりよく知ることと同義だった。だが………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2015年07月05日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 ノンフィクション・評伝 

イザベルにーある曼荼羅 [著]アントニオ・タブッキ

イザベルにーある曼荼羅 [著]アントニオ・タブッキ

■うつろう時の流れに棹さす写真 2012年に他界したタブッキのたくらみに満ちた遺作。どこに反応するかは人それぞれだろう。『レクイエム』との重なりにうなずく人、文学的引用を絡めつつリスボン、マカオ………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2015年06月14日
[ジャンル]文芸 

忘れられた巨人 [著]カズオ・イシグロ

忘れられた巨人 [著]カズオ・イシグロ

■不穏な世を舞台に、記憶とは何か問う ストイシズムか、あまのじゃくか、挑戦好きか、たぶんそのすべてだろうが、カズオ・イシグロは新作ごとに異なるスタイルで読者を驚かせてきた。長編としては十年ぶりの………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2015年05月31日
[ジャンル]文芸 

写真のボーダーランド―X線・心霊写真・念写 [著] 浜野志保

写真のボーダーランド―X線・心霊写真・念写 [著] 浜野志保

■心霊写真から探る写真の本質 目には見えないものを撮ったX線・心霊写真・念写の歴史を繙(ひもと)きながら、写真とは何かを問う。写真はそこに在るものが写る、だから写真に写っていれば存在することにな………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2015年05月24日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能 科学・生物 

ノヴェル・イレブン、ブック・エイティーン [著] ダーグ・ソールスター

ノヴェル・イレブン、ブック・エイティーン [著] ダーグ・ソールスター

■奇妙で熱心な生の探求者 村上春樹がノルウェー滞在中に出会い英語版から訳出した日本で初紹介のノルウェー作家の小説だ。重訳になっても訳さずにいられなかったと訳者あとがきにあるが、そう思うのも当然に………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2015年05月17日
[ジャンル]文芸 

地平線 [著]パトリック・モディアノ

地平線 [著]パトリック・モディアノ

■何者でもなかった頃の懐かしさ こんなことを言うとミステリー好きに怒られそうだが、ミステリーは事件が解決にむかうと退屈になる。謎こそが魅力なのだから、解かないで欲しいと思う。昨年ノーベル文学賞を………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2015年05月03日
[ジャンル]社会 

くりかえすけど [著]田中小実昌

くりかえすけど [著]田中小実昌

■しなやかさと頑迷さが混交する エッセイと小説の違いはどこだろう。一つは現実からの離陸度ではなかろうか。 本書は田中小実昌の単著未収録の10作品を収めたものだが、いわゆる小説的な筋はなく、エッセ………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2015年04月12日
[ジャンル]文芸 

元気で大きいアメリカの赤ちゃん [著]ジュディ・バドニッツ

元気で大きいアメリカの赤ちゃん [著]ジュディ・バドニッツ

■現実をヒントに現実を超える アメリカの女性作家ジュディ・バドニッツは奇妙な作品を書く人だ。短編集では2冊目の邦訳となる本書も、現実ではありえない出来事がモチーフとなっている。「わたしたちの来た………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2015年04月05日
[ジャンル]文芸 

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