写真:中村和恵さん

プロフィール公式中村和恵 (詩人・明治大学教授・比較文学)
1966年新潟市生まれ。小説、詩、翻訳などで活躍。主な著書に、『地上の飯 皿めぐり航海記』『日本語に生まれて 世界の本屋さんで考えたこと』『ドレス・アフター・ドレス クローゼットから始まる冒険』『世界中のアフリカへ行こう』(共著)など。

中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)の書評

評伝レヴィナス—生と痕跡 [著]サロモン・マルカ

評伝レヴィナス—生と痕跡 [著]サロモン・マルカ

 友人や同僚、捕虜収容所の同室者、教え子や師、家族の証言——本人の言葉も引用されるが、むしろ他者が語り、他者から辿(たど)られるレヴィナスの人生と思想。多大な影響を与えた哲学者をこれほどわかりや………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2016年04月03日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

資本の専制、奴隷の叛逆 [編著]廣瀬純

資本の専制、奴隷の叛逆 [編著]廣瀬純

■欧州が直面する危機を分析 南欧の思想家8人へのインタビューと、彼らが最近発表した論考を交互に配し、ヨーロッパがいま直面する危機を分析する。議論の核は、広場での自発的抗議運動から反ネオリベラリズ………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2016年03月13日
[ジャンル]社会 国際 

移民からみるアメリカ外交史 [著]ダナ・R・ガバッチア

移民からみるアメリカ外交史 [著]ダナ・R・ガバッチア

■建国神話の裏に出身地との絆 「今日、アメリカ合衆国の政策議論において、移民は主に国内の問題であると見なされており、(中略)本書が提案するのは、移民政策を国内のみの視点からではなく、グローバルな………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2016年02月28日
[ジャンル]歴史 

世界文学論集 [著]J・M・クッツェー

世界文学論集 [著]J・M・クッツェー

■古典も率直に検証、南ア出身者の透徹 かつて「世界文学」とは、まず西ヨーロッパとイギリス及びロシアの巨匠、北米・中南米の著名作家、最後にその他が若干、といったものだった。いまや「その他」こそが世………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2016年02月14日
[ジャンル]文芸 

片手の郵便配達人 [著]グードルン・パウゼヴァング

片手の郵便配達人 [著]グードルン・パウゼヴァング

■ナチス時代、17歳が直視した群像  森に囲まれたドイツ中部の七つの村を回り、ヨハンは郵便を配達する。1944年、17歳で入隊した彼は、すぐ前線に送られ、左手を失い、故郷に戻った。郵便鞄(かばん………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2016年01月31日
[ジャンル]文芸 

インディオの気まぐれな魂 [著]エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ

インディオの気まぐれな魂 [著]エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ

■「野蛮人学」からの大転回を牽引 16、17世紀、ブラジル沿岸部の民族トゥピナンバの「気まぐれ(インコンスタンシア)」に、宣教師たちは悩まされた。気軽にキリスト教徒になり、すぐまた「悪習」に戻る………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2016年01月24日
[ジャンル]人文 

心の平安 [著]アフメト・ハムディ・タンプナル [訳]和久井路子

心の平安 [著]アフメト・ハムディ・タンプナル [訳]和久井路子

■東西の接点(イスタンブール)で苦悩する青年たち 舞台は1939年のイスタンブール。独立戦争後の混乱で父母を失い、従兄(いとこ)イヒサンを師と仰いで育った文学青年ミュムタズは、二つ年上の美しい女………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2015年11月29日
[ジャンル]文芸 

涙の通り路 [著]アブドゥラマン・アリ・ワベリ

涙の通り路 [著]アブドゥラマン・アリ・ワベリ

■兄を狙う弟、近代化の傷を問う かつてのフランス領ソマリランド、現ジブチ共和国の独立年に生まれた双子の兄弟。十数年間国外で暮らし多国籍企業に雇われた兄は、ウラン鉱脈の存在をにらんだ現状視察のため………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2015年11月22日
[ジャンル]文芸 

ルポ風営法改正—踊れる国のつくりかた [著]神庭亮介

ルポ風営法改正—踊れる国のつくりかた [著]神庭亮介

■ダンスはけっして滅びない 長年ダンス営業を規制してきた風俗営業法は戦後、売春や賭博など「風紀の乱れ」を正すためにできた。その改正法が今年6月に参院本会議で可決成立、条文から「ダンス」という文言………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2015年11月15日
[ジャンル]社会 

イルカ漁は残酷か [著]伴野準一

イルカ漁は残酷か [著]伴野準一

■複合的な問題、偏らずに分析 とかく理念先行で感情的なすれちがい論争になりがちなイルカ漁問題。本書は漁師、保護活動家、日本の水族館、世界動物園水族館協会(WAZA)などの、対立する見解に耳を傾け………[もっと読む]

[評者]中村和恵(詩人・明治大学教授・比較文学)
[掲載]2015年11月01日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

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