写真:宮沢章夫さん

プロフィール公式宮沢章夫 (劇作家・演出家)
1956年静岡県生まれ。戯曲「ヒネミ」で岸田國士戯曲賞を受賞。主な著書に『牛への道』『サーチエンジン・システム クラッシュ』『茫然とする技術』『彼岸からの言葉」『東京大学【80年代地下文化論】講義』『時間のかかる読書』(伊藤整文学賞)、『「資本論」も読む』『考えない人』『ボブ・ディラン・グレーテスト・ヒット第三集』『NHKニッポン戦後サブカルチャー史』など。

宮沢章夫(劇作家・演出家)の書評

喜劇映画論—チャップリンから北野武まで・映画で日本を考える [著]佐藤忠男

喜劇映画論—チャップリンから北野武まで・映画で日本を考える [著]佐藤忠男

■森繁登場の鮮やかさ、小津演出への賞讃 まず『喜劇映画論』が主に触れるのは「喜劇人」だ。小津安二郎のいくつかの作品にみる、「ギャグの三段返し」や、斎藤寅次郎の技法も書かれるが、喜劇人への言及が大………[もっと読む]

[評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)
[掲載]2015年07月26日
[ジャンル]社会 

世阿弥の世界 [著] 増田正造

世阿弥の世界 [著] 増田正造

■「極北の演劇」が今、示すヒント 能に興味を持ったのは、二十年ほど前だが、様々な演劇論を読む仕事のなかで、『風姿花伝』の面白さ、世阿弥という人物の魅力に出会って驚かされた。 本書はその興味をより………[もっと読む]

[評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)
[掲載]2015年07月12日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 新書 

マイ・フレンド―高田渡青春日記 1966—1969 [著]高田渡

マイ・フレンド―高田渡青春日記 1966—1969 [著]高田渡

■信じるものへと向かう瑞々しさ 本書を一言で表現しようとすれば、たとえば、「フォークシンガー高田渡の青春記」とか、「フォークソングがいかに日本で受容されたかという貴重な証言」といったものになるだ………[もっと読む]

[評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)
[掲載]2015年06月28日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

ロッパ日記代わり—手当り次第 [著]古川緑波

ロッパ日記代わり—手当り次第 [著]古川緑波

■喜劇人の柔らかく鋭い批評眼 表紙のカバーを取ると、そこに古川緑波(ロッパ)が書いたのだろう生原稿が印刷されている。四百字詰めの原稿用紙だ。筆者はディレッタントであることを誇らしげに書く。ディレ………[もっと読む]

[評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)
[掲載]2015年06月21日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝 

幻燈スライドの博物誌―プロジェクション・メディアの考古学 [編]早稲田大学坪内博士記念演劇博物館

幻燈スライドの博物誌―プロジェクション・メディアの考古学 [編]早稲田大学坪内博士記念演劇博物館

■見ているだけで楽しい怪しさ 映画館のスクリーンや、家庭用の液晶モニターと比べ、「幻燈(げんとう)」という言葉を目にして感じるのは、また異なった映像メディアについて語られる印象だ。といっても本書………[もっと読む]

[評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)
[掲載]2015年05月31日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

大瀧詠一 Writing & Talking [著] 大瀧詠一

大瀧詠一 Writing & Talking [著] 大瀧詠一

■世界的視野でポップス分析 アルバム「ロング・バケイション」をはじめ、多くのヒット作を残し、二〇一三年に惜しまれて亡くなられた、音楽家の大瀧詠一による、さまざまな種類の言葉が網羅された大著だ。 ………[もっと読む]

[評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)
[掲載]2015年05月17日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 

重力との対話—記憶の海辺から山海塾の舞踏へ [著]天児牛大

重力との対話—記憶の海辺から山海塾の舞踏へ [著]天児牛大

■自らと向かい合い言語化された身体 私はけっして、舞踏カンパニー山海塾のいい観客とは言えないが、舞踏、あるいはダンスと、そして私が主に関わっている演劇と、領域のちがいはあっても、身体表現をする者………[もっと読む]

[評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)
[掲載]2015年05月03日
[ジャンル]人文 

火花 [著]又吉直樹

火花 [著]又吉直樹

■苦しむ漫才師が苦悩を相対化 これは、若いミュージシャンの話であってもまったく違和感がない。美術家でもいい。小劇場の俳優でもいい。 それでもなお、漫才師の話でなければならなかったのは、そうでなけ………[もっと読む]

[評者]宮沢章夫(劇作家・演出家)
[掲載]2015年04月05日
[ジャンル]文芸 

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