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プロフィール公式市田隆 (本社編集委員)
朝日新聞社編集委員。1964年生まれ。読売新聞社を経て2003年入社。11年から特別報道センターで調査報道を担当する編集委員。これまで主に政官業の癒着や金融業界の不祥事をテーマにした取材を担当。

市田隆(本社編集委員)の書評

陸王 [著]池井戸潤

陸王 [著]池井戸潤

■保証なき道進む中小企業の不安 ベストセラーとなった『下町ロケット』シリーズと同じく、新技術による商品開発を目指す中小企業の物語。今回の池井戸作品でも熱い人間ドラマに心を揺さぶられた。一つ一つの………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年08月28日
[ジャンル]文芸 

すばらしい黄金の暗闇世界 [著]椎名誠

すばらしい黄金の暗闇世界 [著]椎名誠

■地下住居、空飛ぶ蛇、食肉ナマズ 著者は、するする読めて深い味わいを残すエッセー集を数多く書いてきた。最新刊の本書では、その名人芸が、自然界の森羅万象やそこに関わる人間の生活を題材として十二分に………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年08月21日
[ジャンル]文芸 

金日成と亡命パイロット [著]ブレイン・ハーデン

金日成と亡命パイロット [著]ブレイン・ハーデン

■共産主義者演じ生き残った兵士 朝鮮戦争が休戦した直後の1953年9月21日。北朝鮮軍パイロット盧今錫(ノクムソク)が、ミグ15ジェット戦闘機で北緯38度線を越えて韓国の金浦基地に着陸、米国への………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年07月31日
[ジャンル]歴史 社会 

自衛隊の闇 [著]大島千佳・NNNドキュメント取材班

自衛隊の闇 [著]大島千佳・NNNドキュメント取材班

 海上自衛隊の護衛艦「たちかぜ」の乗組員がいじめを受けて自殺した事件で、遺族が自衛隊などに賠償を求めた裁判は8年間に及んだ。本書は、そのドキュメンタリーを制作したテレビディレクターの取材記録。丹………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年07月10日
[ジャンル]政治 社会 

尻尾と心臓 [著]伊井直行

尻尾と心臓 [著]伊井直行

■会社員それぞれの生き方に共感 「企業小説」とも「経済小説」とも違う「会社員小説」だ。仕事での試行錯誤を通じて変容していく会社員の内面にじっと目をこらす本書を読んでいると、「平凡なサラリーマン」………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年06月19日
[ジャンル]文芸 

ザ・カルテル(上・下) [著]ドン・ウィンズロウ

ザ・カルテル(上・下) [著]ドン・ウィンズロウ

■麻薬戦争の絶望を映す娯楽小説 メキシコ麻薬戦争を描いた本書は一気読み保証のエンタメ小説だが、その領域だけにとどまらない。読者はメキシコの絶望的状況を直視し、悩むことになる。 麻薬戦争は2006………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年06月12日
[ジャンル]文芸 

外道クライマー [著]宮城公博

外道クライマー [著]宮城公博

 本書は、谷間の沢筋をたどる「沢登り」に熱中する登山家の手記だ。著者は、「探検的な要素を含んだ」沢登りにこだわり、国内外の秘境に分け入っていく。2012年には立ち入り禁止のご神体「那智の滝」(和………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年05月22日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

スポットライト 世紀のスクープ―カトリック教会の大罪 [編]ボストン・グローブ紙《スポットライト》チーム

スポットライト 世紀のスクープ―カトリック教会の大罪 [編]ボストン・グローブ紙《スポットライト》チーム

■しがらみを越え保身の構図暴く 米国の地方新聞「ボストン・グローブ」は2002年1月、地元ボストンで過去10年間にカトリック教会の司祭計70人が児童に性的虐待を行い、教会組織がそれを隠蔽(いんぺ………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年05月08日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 

石川啄木 [著]ドナルド・キーン

石川啄木 [著]ドナルド・キーン

■「欲望のまま」生身の歌人の姿 著者は本書をこう書き出す。「石川啄木は、ことによるとこれまでの日本の歌人の中で一番人気があるかもしれない」 「東海の小島の磯の白砂に/われ泣きぬれて/蟹とたはむる………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年04月24日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝 

ガラパゴス(上・下) [著]相場英雄

ガラパゴス(上・下) [著]相場英雄

■労働現場の闇えぐるミステリー 日本の労働現場に広がる底知れない闇をのぞき込み、背筋が凍る思いがした社会派ミステリーだった。 警視庁継続捜査班の刑事田川信一は、団地内の一室で見つかり自殺として処………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年04月10日
[ジャンル]文芸 

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