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プロフィール公式市田隆 (本社編集委員)
朝日新聞社編集委員。1964年生まれ。読売新聞社を経て2003年入社。11年から特別報道センターで調査報道を担当する編集委員。これまで主に政官業の癒着や金融業界の不祥事をテーマにした取材を担当。

市田隆(本社編集委員)の書評

獅子吼(ししく) [著]浅田次郎

獅子吼(ししく) [著]浅田次郎

■過ぎ去った時代の哀切な余韻 ■過ぎ去った時代の哀切な余韻 人情味豊かな著者の最新短編集。高度成長期の若者、戦時の兵士が、それぞれの時代の中で生きる姿には、ほのかな光を帯びた、確かな存在感がある………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年03月20日
[ジャンル]文芸 

ムーンナイト・ダイバー [著]天童荒太

ムーンナイト・ダイバー [著]天童荒太

■「忘れるな」呼びかける海底の光景 東日本大震災から5年。原発事故による避難生活が長引く福島の人々、終わりが見えない原発の後始末、いまだ問題は解決していないのに、日常生活の中で発生当時の感覚が薄………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年03月06日
[ジャンル]文芸 

2時間で走る―フルマラソンの歴史と「サブ2」への挑戦 [著]エド・シーサ

2時間で走る―フルマラソンの歴史と「サブ2」への挑戦 [著]エド・シーサ

■「神の頂」に迫る栄光と苦悩 人間はエベレストに登頂できたが、フルマラソンの記録はいまだ2時間を切れない。その「神の頂」に迫るトップランナーたちの生き様を追ったノンフィクションだ。 マラソン界を………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年02月14日
[ジャンル]人文 

ウォーク・イン・クローゼット [著]綿矢りさ

ウォーク・イン・クローゼット [著]綿矢りさ

■主人公の内面の起伏に一喜一憂 著者が描く若い世代の物語に、50代中年男の私でも、ついつい引き込まれてしまうのはなぜか。 本書所収の中編2編のうち表題作では、28歳のOL、早希が失恋の心の隙間を………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2016年01月10日
[ジャンル]文芸 

天国でまた会おう [著]ピエール・ルメートル

天国でまた会おう [著]ピエール・ルメートル

■称えられる戦死者、捨てられる帰還兵 日本で爆発的な人気を博した海外ミステリーの作者が、初めて手がけた文芸作品。フランスで最も権威ある文学賞のゴンクール賞に選ばれた。期待を裏切らない、読者を魅了………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2015年12月20日
[ジャンル]歴史 文芸 

1★9★3★7(イクミナ) [著]辺見庸

1★9★3★7(イクミナ) [著]辺見庸

■おまえなら殺さなかったのか 書名の由来は日中戦争に突入した「1937年」。同年12月に南京大虐殺が起きた。 「おまえなら果たして殺さなかったのか」。著者は、日本兵による殺害、略奪、強姦(ごうか………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2015年12月06日
[ジャンル]歴史 社会 

Killers(上・下) [著]堂場瞬一

Killers(上・下) [著]堂場瞬一

■変貌続ける街が生む殺人衝動 大規模再開発が進む今の東京・渋谷。物語は、その一画で時代に取り残された古アパートの一室から老年男性の遺体が発見される場面から始まる。この男性は、東京オリンピック開催………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2015年11月15日
[ジャンル]文芸 

欧米社会の集団妄想とカルト症候群 [編著]浜本隆志

欧米社会の集団妄想とカルト症候群 [編著]浜本隆志

■悪夢の歴史、いまだ終わらず 人類が犯してきた古今東西の虐殺に関する歴史書を読んだり、ドキュメンタリーを見たりすることに学生時代から関心があった。その非道さに憤り、残酷さに恐怖し、「なぜこんなこ………[もっと読む]

[評者]市田隆(本社編集委員)
[掲載]2015年10月18日
[ジャンル]社会 ノンフィクション・評伝 

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