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RePUBLIC 公共空間のリノベーション  [著]馬場正尊+OpenA

[評者]

[掲載]2013年10月13日

[ジャンル]社会

表紙画像

 街中の公園でアートイベントをしようとしても制約だらけ。建築家の著者は、公共空間を管理する側ではなく、使う側の論理で運営することを訴え、公園運営の民営化、役所を街に開く試みや、廃校・水辺の活用例を紹介する。
 「オープンスペースでピクニックする権利」の主張を肯定的に紹介しながら、「ホームレスによる公園の占有」を批判、指定管理者制度など民間活力の導入を求める著者の論理には、「ホームレスは使う側の一員ではないのか」といった反論がありうる。「『公』と『個』は二元論で語られるべきではない」と著者がいうように、その2者の間の議論を重ねていくしかないのだろう。
    ◇
 学芸出版社・1890円



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