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微笑みのたくらみ [著]マリアン・ラフランス

[評者]

[掲載]2013年10月27日

[ジャンル]人文

表紙画像

 心理学と女性学に通じたエール大教授による「笑顔学」総まくりだ。新生児も身につけている原初的なコミュニケーションの道具、笑顔。本書によれば、人を引きつけ、売り上げを伸ばし、喜びを強める。と同時にウソをくるむ包装紙にも使われる。政治家にとっては選挙で勝つための重要な武器だが、米大統領が当たり前に笑顔を見せるようになったのは20世紀のF・ルーズベルトから。笑顔の文法や解読術は国や文化により大いに異なっていて、米国では口に注目が集まり、日本では目が笑っているかどうかが決め手となるそうだ。なるほど、顔芸の俳優堺雅人も、お多福も、目に笑わせていますね。思わずニヤリの、こぼれ話も豊富。
    ◇
 中村真訳、化学同人・2730円


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