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横尾忠則 書評委員が選ぶ「今年の3点」

[評者]今年の3点(書評委員)

[掲載]2017年12月24日

表紙画像

(1)デヴィッド・ボウイ インタヴューズ(S・イーガン編、迫田はつみほか訳、シンコーミュージック・エンタテイメント・3240円)
(2)アンディ・ウォーホルのヘビのおはなし(A・ウォーホル著、野中邦子訳、河出書房新社・2160円)
(3)ある日の彫刻家(酒井忠康著、未知谷・3672円)

 この1年に出版された本は書評の対象となった本以外ほとんど読んでいません。文庫本で読んだ本は2、3ありますが、「今年の3点」からは除外せざるを得ません。ここ数年毎年同じことを言っていますが、もし書評の仕事がなければ全く読まないで終わったのかも知れません。ですから、自分が書評した21冊の本の中から3冊紹介します。
 (1)『デヴィッド・ボウイ インタヴューズ』は人物が面白い、だから生き方も当然面白い。そして、会う度に違う彼に会っているようだった。だから本人はもっと面白い。(2)『アンディ・ウォーホルのヘビのおはなし』もやはり本よりも本人の方が面白い。(3)『ある日の彫刻家』も人間観察が面白い。面白い作家はやはり文章も自然に面白くなるものだ。(美術家)
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 朝日新聞の8年間の書評を集録した『本を読むのが苦手な僕はこんなふうに本を読んできた』(光文社新書)を出版しました

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