加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)の書評

写真:加藤出 さん

加藤出  (東短リサーチチーフエコノミスト)
かとう・いずる。東短リサーチチーフエコノミスト。2016年春より書評委員。

地域の力を引き出す企業―グローバル・ニッチトップ企業が示す未来 [著]細谷祐二

地域の力を引き出す企業―グローバル・ニッチトップ企業が示す未来 [著]細谷祐二

 「どうしてこんなにすばらしい中堅中小企業が日本全国に存在するのか」  大企業が参入しないニッチな分野で「小さいことの優位性」を生かしながら高品質の製品を販売し、世界のトップに君臨している企業をグローバル・ニッチトップ(………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年09月17日
[ジャンル]経済

分解するイギリス―民主主義モデルの漂流 [著]近藤康史

分解するイギリス―民主主義モデルの漂流 [著]近藤康史

■「多数決型」の無理が生んだ混沌  イギリスのEU(欧州連合)離脱を巡る議論は依然としてカオス(混沌〈こんとん〉)の中にある。今月15日、英政府は離脱後の税関での混乱を回避する案を発表したが、EU議会幹部は「ファンタジ………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年08月20日
[ジャンル]政治 社会

隷属なき道―AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働 [著]ルトガー・ブレグマン

隷属なき道―AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働 [著]ルトガー・ブレグマン

■自由に使える金が給付されたら  もし政府が国民に無条件で一律に生活に必要な資金を支給し続ける制度を開始したら、あなたは今後も働き続けるだろうか?  そういった制度をベーシックインカムと呼ぶ。既存の生活保護、失業対策、………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年07月30日
[ジャンル]政治 経済 社会

人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか [編]玄田有史

人手不足なのになぜ賃金が上がらないのか [編]玄田有史

 BIS(国際決済銀行)が先日発表した年次報告書は、世界的に先進国で賃金上昇が遅くなっている問題を指摘した。グローバリゼーションやオートメーション、ITによる省力化の拡大がその主因だという。  しかし、日本の賃上げの遅さ………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年07月02日
[ジャンル]経済

金融e時代―中国における金融デジタル化の現在と未来 [著]万建華

金融e時代―中国における金融デジタル化の現在と未来 [著]万建華

 中国におけるフィンテック(金融IT)の拡大は、北欧と並び世界最速ペースで進んでいる。特にモバイル決済によるキャッシュレス化は驚異的な進展を見せており、日本より遙(はる)かに先に行っている。  本書の執筆は4年前なのだが………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年06月18日
[ジャンル]経済

なぜ日本企業は勝てなくなったのか―個を活かす「分化」の組織論 [著]太田肇

なぜ日本企業は勝てなくなったのか―個を活かす「分化」の組織論 [著]太田肇

■長時間働くが「熱意」に欠ける  日本企業の社員はこれまで長時間働いてきた。しかし、近年はそれが経済成長にあまりつながっていない。例えば、2015年のドイツの年間労働時間(OECD調べ)は日本より25%も短いが、1人あ………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年05月28日
[ジャンル]文芸

財政と民主主義―ポピュリズムは債務危機への道か [編著]加藤創太、小林慶一郎

財政と民主主義―ポピュリズムは債務危機への道か [編著]加藤創太、小林慶一郎

■信頼に足る情報発信遅れる日本  欧米の近年のポピュリズム台頭を嘆く声は我が国にも多い。ポピュリズム支持者たちは都合の良いところしか見ていない点が懸念されるわけだが、これは他人事(ひとごと)ではないだろう。財政上のポピ………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年05月14日
[ジャンル]政治 経済 社会

金利と経済-高まるリスクと残された処方箋 [著]翁邦雄

金利と経済-高まるリスクと残された処方箋 [著]翁邦雄

 インフレ率を2年で2%に引き上げると宣言して日銀が異次元緩和策を始めたのは4年前のことだった。だが、イオンの岡田元也社長が「脱デフレは大いなるイリュージョン(幻想)」と最近語ったように、期待通りの効果は現れていない。 ………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年04月30日
[ジャンル]経済

マッキンゼーが予測する未来―近未来のビジネスは、4つの力に支配されている [著]R・ドッブス、J・マニーカ、J・ウーツェル

マッキンゼーが予測する未来―近未来のビジネスは、4つの力に支配されている [著]R・ドッブス、J・マニーカ、J・ウーツェル

 車の自動運転化は、職業運転手を不必要にし、交通事故の減少によって保険業界を激変させる。人工心臓への需要を高める可能性もある。死亡事故が減ると臓器の提供者が減るからだ。  ひとつのブレークスルーやイノベーションが、想像を………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]経済

トランプがはじめた21世紀の南北戦争 [著]渡辺由佳里

トランプがはじめた21世紀の南北戦争 [著]渡辺由佳里

 米タイム誌は昨年12月、「今年の人物」にドナルド・トランプを選び、「The Divided States of America(分断国家アメリカ)の大統領」と呼んだ。  本書を読むと、同国の市民レベルの深刻な分断が実に………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年03月19日
[ジャンル]政治 国際

サザビーズで朝食を―競売人が明かす美とお金の物語 [著]フィリップ・フック

サザビーズで朝食を―競売人が明かす美とお金の物語 [著]フィリップ・フック

■巨大化する美術市場の内幕描く  世界の美術市場の取引高は、2005年の359億ドルから15年に638億ドルへと膨張した(Arts Economics調べ)。同期間に競売会社のクリスティーズとサザビーズの販売額も急拡大………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年03月05日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

シェアリングエコノミー [著]アルン・スンドララジャン

シェアリングエコノミー [著]アルン・スンドララジャン

■資産と消費者結びつける大変化  「産業革命に匹敵するほどの大きな変化が経済に起きていることは疑いようがない」  稼働していない資産(自動車や人材など)と、それを利用したい消費者をインターネット上で結びつけるシェアリン………[もっと読む]

[評者]加藤出 (東短リサーチチーフエコノミスト)
[掲載]2017年01月22日
[ジャンル]経済 社会

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