末國善己 (文芸評論家)の書評

写真:末國善己 さん

末國善己  (文芸評論家)
すえくに・よしみ。文芸評論家。2016年春より書評委員。

ここから先は何もない [著]山田正紀

ここから先は何もない [著]山田正紀

■宇宙が密室、神とは何者か  多彩なジャンルで活躍する山田正紀の新作は、SF、冒険小説、本格ミステリのエッセンスがすべて楽しめる物語となっている。  日本の無人探査機が、小惑星パンドラから、約4、5万年前のものと推定さ………[もっと読む]

[評者]末國善己 (文芸評論家)
[掲載]2017年09月17日
[ジャンル]文芸

泣き虫弱虫諸葛孔明―第伍部 [著]酒見賢一

泣き虫弱虫諸葛孔明―第伍部 [著]酒見賢一

■再挑戦に共感、わくわく物語  14年にわたって書き継がれた酒見賢一の大作『泣き虫弱虫諸葛孔明(しょかつこうめい)』が、「第伍(ご)部」となる本書をもって完結した。  タイトル通り、この作品は諸葛孔明を主人公にしている………[もっと読む]

[評者]末國善己 (文芸評論家)
[掲載]2017年09月10日
[ジャンル]歴史 文芸

かがみの孤城 [著]辻村深月

かがみの孤城 [著]辻村深月

■生きづらさ感じている君たちへ  10代のリアルをとらえた青春ミステリーを発表していた辻村深月だが、近年は大人の鬱屈(うっくつ)を描く作品も増えている。心に傷を負った7人の中学生に焦点を当てた本書は、初期作品を思わせる………[もっと読む]

[評者]末國善己 (文芸評論家)
[掲載]2017年07月23日
[ジャンル]文芸

双蛇密室 [著]早坂吝

双蛇密室 [著]早坂吝

 緻密(ちみつ)なロジック、おバカなトリック、エロが一体となった早坂吝(やぶさか)のデビュー作『○○○○○○○○殺人事件』は衝撃的だった。同書に初登場した援交探偵らいちシリーズの新作は、援交の客・藍川の過去に絡む二つの密………[もっと読む]

[評者]末國善己 (文芸評論家)
[掲載]2017年05月14日
[ジャンル]文芸

江戸→TOKYO―なりたちの教科書 [著]岡本哲志

江戸→TOKYO―なりたちの教科書 [著]岡本哲志

 タモリが日本各地を訪ね、歴史の痕跡を探し、その街の成り立ちに迫るNHKの「ブラタモリ」が人気だ。本書は、この番組に何度も出演した著者が、徳川家康の都市計画から現代の日本橋再開発に至る東京の変遷をたどっている。  寛永寺………[もっと読む]

[評者]末國善己 (文芸評論家)
[掲載]2017年04月23日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝

「ジュニア」と「官能」の巨匠 富島健夫伝 [著]荒川佳洋/コバルト文庫で辿る少女小説変遷史 [著]嵯峨景子

「ジュニア」と「官能」の巨匠 富島健夫伝 [著]荒川佳洋/コバルト文庫で辿る少女小説変遷史 [著]嵯峨景子

■戦後の流行(ブーム)から見える出版事情  ジュニア小説と官能小説の世界で活躍した富島健夫だが、いまや忘れ去られた感がある。荒川佳洋の評伝『「ジュニア」と「官能」の巨匠 富島健夫伝』は、富島作品と同時代評を丹念に読むこ………[もっと読む]

[評者]末國善己 (文芸評論家)
[掲載]2017年04月02日
[ジャンル]文芸

狩人の悪夢 [著]有栖川有栖

狩人の悪夢 [著]有栖川有栖

■謎解きと人間ドラマ美しく融合  犯罪社会学者の火村英生と著者と同名のミステリー作家(通称アリス)が、難事件に挑む人気シリーズの最新作は、著者の作品の中でも屈指の完成度である。  アリスは、ホラー作家の白布施に誘われ、………[もっと読む]

[評者]末國善己 (文芸評論家)
[掲載]2017年03月12日
[ジャンル]文芸

クロコダイル路地(1・2) [著]皆川博子

クロコダイル路地(1・2) [著]皆川博子

■革命の正義が秘める暗黒面  皆川博子の新作は、革命期のフランスと19世紀初頭のイギリスを舞台にした壮大な物語で、歴史小説としても、ミステリーとしても、幻想小説としても楽しめる重層的な作品である。  フランスの貿易都市………[もっと読む]

[評者]末國善己 (文芸評論家)
[掲載]2016年06月12日
[ジャンル]文芸

  • 1

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

ページトップへ戻る