宮田珠己(エッセイスト)の書評

写真:宮田珠己さん

宮田珠己 (エッセイスト)
みやた・たまき。1964年生まれ。エッセイスト。著書に『晴れた日は巨大仏を見に』『だいたい四国八十八カ所』『いい感じの石ころを拾いに』『私なりに絶景 ニッポンわがまま観光記』『旅するように読んだ本』など。2017年4月より書評委員。

捕まえて、食べる [著]玉置標本

捕まえて、食べる [著]玉置標本

 もう何でもかんでも捕まえて食べるのだった。タコやカニ、マテガイはまだわかるが、ザザムシ、エイってハードル高い!  ザリガニ釣りが大好きだった子どもがそのまま大人になるとこうなるのだろう。全頁(ページ)から著者本人の楽し………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年09月17日
[ジャンル]科学・生物

バイトやめる学校 [著]山下陽光

バイトやめる学校 [著]山下陽光

■働き方を疑う、誠意ある指南書  「景気がめちゃくちゃ悪くて、世の中で起きることの、ほぼすべて悪い方向に向かっている。そんななかで好きなことで暮らしていくのは難しい。やりたくない仕事をしてはたらきまくって、たまの休みに………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年09月03日
[ジャンル]人文 社会

牛車で行こう!―平安貴族と乗り物文化 [著]京樂真帆子

牛車で行こう!―平安貴族と乗り物文化 [著]京樂真帆子

 牛車は、平安貴族の乗り物である。ぎっしゃと読む。  なぜ牛だったのか。  乗るなら馬車のほうが速いのでは?と思ってしまうが、本書によれば、牛車は乗り手が一定以上の身分であることを示すもので、それに乗っていること自体が重………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年08月27日
[ジャンル]歴史

文明に抗した弥生の人びと [著]寺前直人

文明に抗した弥生の人びと [著]寺前直人

■富がもたらす負の面見抜いた  弥生時代というと、どんなイメージだろうか。  縄文の次。大陸から渡来した人々が高度な文明を持ち込み、日本列島に稲作が広まった。土偶や火焔(かえん)型土器がすたれ、銅鐸(どうたく)などの金………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年08月20日
[ジャンル]歴史

ほじくりストリートビュー [著]能町みね子

ほじくりストリートビュー [著]能町みね子

■言葉にできない気になる風景  観光地でもなんでもない街角でふと、あ、この場所いい、と思うことがある。それは必ずしも一般に美しいとされる景色とは限らない。  能町みね子さんが地図を細かく眺めて「ほじくり」だす風景も、ふ………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年08月06日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能

生きる職場―小さなエビ工場の人を縛らない働き方 [著]武藤北斗

生きる職場―小さなエビ工場の人を縛らない働き方 [著]武藤北斗

■信用し、任せることで成長導く ●欠勤の連絡はしなくていいどころか禁止。  →連絡するほうも気が重いし、もらう側も、来ると思っていた人が急に来ないとなればストレスを感じてしまう。はじめから分からなければ気にならない。 ………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年07月09日
[ジャンル]経済 社会

字が汚い! [著]新保信長

字が汚い! [著]新保信長

■上手になりたい!50代特訓ルポ  タイトルを見た瞬間、自分がこの本を書いたのかと錯覚した。  字が汚い!  実に身に覚えがある。  書き初め後にみんなで記念撮影したとき、自分の字が映らないよう半紙をふり回していた小学………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年06月04日
[ジャンル]人文

写真民俗学―東西の神々 [著]芳賀日出男

写真民俗学―東西の神々 [著]芳賀日出男

 日本と世界を渡り歩き、神と祭礼を撮り続けた写真家芳賀日出男。  彼の集大成ともいえるこの本には、400点以上に及ぶ世界の多様な習俗が収録されている。南洋の仮面や西欧の巨人、獅子踊りに火祭り、サンタクロースなど。その見た………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年05月21日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能

大航海時代の地球見聞録―通解『職方外紀』 [著]ジュリオ・アレーニ、楊廷イン

大航海時代の地球見聞録―通解『職方外紀』 [著]ジュリオ・アレーニ、楊廷イン

■怪しさあふれる楽しい世界案内  世界の全体像が見えていなかった時代の地理書は、荒唐無稽で面白い。  古くは、一本足の人間や胸に穴のあいた種族が登場する中国の『山海経』があり、マルコ・ポーロの『東方見聞録』にも犬の頭を………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年05月07日
[ジャンル]歴史

愛しのオクトパス 海の賢者が誘う意識と生命の神秘の世界 [著]サイ・モンゴメリー

愛しのオクトパス 海の賢者が誘う意識と生命の神秘の世界 [著]サイ・モンゴメリー

■タコとの交流で知る驚きの生態  タコには人を見分けることができるらしい。それどころか、好きな人間には積極的に腕を伸ばしてからませるというから驚きだ。  本書はナチュラリストである著者が水族館のタコたちとの交流を描いた………[もっと読む]

[評者]宮田珠己(エッセイスト)
[掲載]2017年04月02日
[ジャンル]科学・生物

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