野矢茂樹(東大教授)の書評

写真:野矢茂樹さん

野矢茂樹 (東大教授)
1954年生まれ。東大教授=哲学。2017年4月より書評委員。

インタビュー [著]木村俊介

インタビュー [著]木村俊介

■はりぼて化を拒否するために  著者はそれを「はりぼて」と言う。外見だけをとりつくろった情報が、短い言葉で言い切られ、コピーされ、増殖していく。いまに始まったことではない。私たちはそういう言葉が好きだ。そしてそんな「は………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年07月23日
[ジャンル]人文 社会

無くならない―アートとデザインの間 [著]佐藤直樹

無くならない―アートとデザインの間 [著]佐藤直樹

■肩書が無いところに「力」の源  著者は「アートディレクター」として20年以上仕事をしてきた。しかし、もうそんな肩書はやめようと言う。とはいえ、仕事をやめるわけではない。  仕事は続けつつも、新たに絵を描き始める。「な………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年07月02日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

通信制高校のすべて―「いつでも、どこでも、だれでも」の学校 [編著]手島純

通信制高校のすべて―「いつでも、どこでも、だれでも」の学校 [編著]手島純

 読もうかどうしようかとパラパラ見ていたら、ある一言に目が留まった。「学校というものは、決められた場所で、決められた時間に、決められた教材を使って、決まった年齢の人が集まるところになっていて、それを私たちは当たり前だと思………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年06月25日
[ジャンル]教育 人文 社会

人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?―最強の将棋AIポナンザの開発者が教える機械学習・深層学習・強化学習の本質 [著]山本一成

人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?―最強の将棋AIポナンザの開発者が教える機械学習・深層学習・強化学習の本質 [著]山本一成

■たいへんな勉強家、だから強い  将棋ソフト「ポナンザ」が名人に連勝した。いまやコンピュータは完全に人間よりも強くなっている。山本さんはそのポナンザの開発者である。だから本書には開発にまつわるドキュメンタリー的な面白さ………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年06月04日
[ジャンル]IT・コンピューター

中動態の世界―意志と責任の考古学 [著]國分功一郎

中動態の世界―意志と責任の考古学 [著]國分功一郎

■「する―される」関係からの解放  哲学の本を読む最大の喜びは、それが新しい考え方・見方を示してくれることにある。それによって、いままでの景色が違った見え方をするようになる。新しい世界が開けてくる。  私たちの生活は何………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年05月21日
[ジャンル]人文

ちいさい言語学者の冒険-子どもに学ぶことばの秘密 [著]広瀬友紀

ちいさい言語学者の冒険-子どもに学ぶことばの秘密 [著]広瀬友紀

■彼らは規則正しくまちがえる  「これ食べたら死む?」と5歳のK太郎が聞く。大丈夫、と母親。「ホント?死まない?」と涙目のK太郎。かわいい。  言葉を覚え始めたばかりの子どもの好プレー・珍プレーが楽しい——というだけの………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年04月30日
[ジャンル]人文

哲学しててもいいですか?―文系学部不要論へのささやかな反論 [著]三谷尚澄

哲学しててもいいですか?―文系学部不要論へのささやかな反論 [著]三谷尚澄

■押しつけの鋳型を問い直す    哲学教育が大学から追いやられようとしている。私も哲学の教師として、困ったことだと思っている。だがその「困った」は、タコツボでぬくぬくしていたら出て行けと言われてうろたえているタコのよう………[もっと読む]

[評者]野矢茂樹(東大教授)
[掲載]2017年04月09日
[ジャンル]人文

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