石川直樹(写真家・作家)の書評

写真:石川直樹さん

石川直樹 (写真家・作家)
1977年東京都生まれ。写真家。多摩美術大学芸術人類学研究所研究員。専門は文化人類学・民俗学・映像人類学。写真集に『NEW DIMENSION』(講談社出版文化賞)『COLONA』(土門拳賞)、他に『この地球を受け継ぐ者へ』『最後の冒険家』(開高健ノンフィクション賞)など。

地上の見知らぬ少年 [著]J・M・G・ル・クレジオ

地上の見知らぬ少年 [著]J・M・G・ル・クレジオ

■見て、感じ取って、聞くだけでいい  「言葉が奏でる音楽」、ル・クレジオの言葉を借りるなら、本書はそういった性質を持った書物ということになる。文字を持たない民族は、歌や神話を用いてコミュニケーションを創出する。それが不………[もっと読む]

[評者]石川直樹(写真家・作家)
[掲載]2010年06月13日
[ジャンル]文芸

哲学者とオオカミー愛・死・幸福についてのレッスン [著]マーク・ローランズ

哲学者とオオカミー愛・死・幸福についてのレッスン [著]マーク・ローランズ

■11年間、共に暮らして学んだこと  著者のマーク・ローランズは、SF映画を題材にした『哲学の冒険』という作品を日本で上梓(じょうし)している。そのときから彼の主題になっていたのは「他者との遭遇」であった。ロボットやモ………[もっと読む]

[評者]石川直樹(写真家・作家)
[掲載]2010年06月06日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝

団地の女学生 [著]伏見憲明

団地の女学生 [著]伏見憲明

■語り得ない過去を抱え生きる人々  本書には、表題作である短編「団地の女学生」と中編「爪(つめ)を噛(か)む女」という二つの小説が収録されており、どちらも都市のベッドタウンにあるうらぶれた団地が舞台になっている。団地は………[もっと読む]

[評者]石川直樹(写真家・作家)
[掲載]2010年05月16日
[ジャンル]文芸

逆に14歳 [著]前田司郎

逆に14歳 [著]前田司郎

■夢の再現に向かい、走り出す老人たち  主人公の丸田史郎は生涯独り身を貫いた老人である。70歳を超えていると察するが、明確な年齢は文中に示されていない。五反田の実家に住んで、若い頃は小説を書きながら戯曲なども作っていた………[もっと読む]

[評者]石川直樹(写真家・作家)
[掲載]2010年04月04日
[ジャンル]文芸

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