原真人(本社編集委員)の書評

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原真人 (本社編集委員)
1961年長野県生まれ。。日本経済新聞を経て88年に朝日新聞に入社。経済取材が長く、財務省、総務省、経産省、金融庁、日本銀行などを担当。銀行、エネルギー、通信、流通、素材業界などの民間取材も多数経験。著書に『朝日新聞記者が明かす経済ニュースの裏読み深読み』。

ブレイクアウト・ネーションズ [著]ルチル・シャルマ

ブレイクアウト・ネーションズ [著]ルチル・シャルマ

■現地調査から探る各国の成長力  ブラジル、ロシア、インド、中国の頭文字からとった「BRICs(ブリックス)」。米金融大手ゴールドマン・サックスがそう名づけたのは10年前だった。もちろん4カ国には成長の素質があったが、………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2013年04月21日
[ジャンル]社会

機械との競争 [著]E・ブリニョルフソン、A・マカフィー

機械との競争 [著]E・ブリニョルフソン、A・マカフィー

■「テクノロジー失業」世に問う  「雇用」こそ、いまの世界経済の最大の課題だろう。本書のテーマもそうだ。ただし扱うのは足元の景気のいかんを問わない、もっと長期的、構造的な問題だ。いずれ人間は機械やロボットに駆逐されてし………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2013年03月17日
[ジャンル]IT・コンピューター

中国台頭の終焉 [著]津上俊哉

中国台頭の終焉 [著]津上俊哉

■「世界一」になる日は来ない?  リーマン・ショック後、巨額の財政出動で危機をしのぎ世界経済の主要プレーヤーに躍り出た中国。国内総生産で日本を抜き去ったが、10年以内に米国も逆転する、というのが国際的な大方の見方だ。 ………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2013年03月03日
[ジャンル]経済 国際

僕たちの前途 [著]古市憲寿

僕たちの前途 [著]古市憲寿

■モーレツと一線画す起業家たち  今売り出し中の20代の社会学者が語る、現代的な「起業家論」。著者の周囲を行き交う、才能豊かな若き起業家たちがたくさん登場する。そこでリアルに描かれる彼らの素顔や日常に、一昔前の起業家に………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2013年01月27日
[ジャンル]社会

経済学に何ができるか―文明社会の制度的枠組み [著]猪木武徳

経済学に何ができるか―文明社会の制度的枠組み [著]猪木武徳

■社会に突きつけられた難題  執筆の動機は「経済学は無力だ」という皮相な批判にこたえるため——。著者がそう語るように、今ほど経済学がつらい立場におかれた時代はないかもしれない。  リーマン・ショック後、主要国は教科書ど………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2013年01月13日
[ジャンル]経済

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる [著]クリス・アンダーソン

MAKERS―21世紀の産業革命が始まる [著]クリス・アンダーソン

■誰でも製造業を起こせる時代に  インターネットがもたらす経済の構造変化を解き明かしたベストセラー『ロングテール』『フリー』に続き、著者が今回、世に問うキーワードは「メイカームーブメント」つまり、ものづくり革命だ。  ………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年11月25日
[ジャンル]経済 IT・コンピューター

チャイナ・ジャッジ‐毛沢東になれなかった男 [著]遠藤誉

チャイナ・ジャッジ‐毛沢東になれなかった男 [著]遠藤誉

■厚みある情報で事件の謎に迫る  中国共産党のトップ9人による集団指導体制の実態を克明に描いた前作『チャイナ・ナイン』は、日本の中国報道に少なからぬ影響を与えた。それまでメディアで伝えられてきた「胡錦濤(フーチンタオ)………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年11月04日
[ジャンル]政治

ヘッジファンド 1・2 投資家たちの野望と興亡 [著]セバスチャン・マラビー

ヘッジファンド 1・2 投資家たちの野望と興亡 [著]セバスチャン・マラビー

■“ハゲタカ”の知られざる実態  市場の大相場の陰でうごめくヘッジファンドはハゲタカに例えられ、死骸にたかる凶暴な脇役とみられてきた。だが近年、国家に真正面から挑んで勝利するファンドもあった。勝負どころで数兆円規模の資………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年10月14日
[ジャンル]経済

2050年の世界 英「エコノミスト」誌は予測する [著]英「エコノミスト」編集部

2050年の世界 英「エコノミスト」誌は予測する [著]英「エコノミスト」編集部

■「未来」からみる「現在」の課題  40年後の世界を言い当てることなど、当たるも八卦(はっけ)当たらぬも八卦のたぐいだろう。だが、英エコノミスト誌のダニエル・フランクリン編集長によると「来週や来年を予測するよりたやすい………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年10月07日
[ジャンル]社会

精神論ぬきの電力入門 [著]澤昭裕

精神論ぬきの電力入門 [著]澤昭裕

■実情を解説 あり方を問う  原発事故のあと、エネルギー政策論議はある意味で自由度を失っている。「脱原発」の世論が一気に広がり、比較検討されるべき原発再稼働論は討論の場から排除された。だが国民生活の「インフラ中のインフ………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年09月23日
[ジャンル]社会

世界の99%を貧困にする経済 [著]ジョセフ・E・スティグリッツ

世界の99%を貧困にする経済 [著]ジョセフ・E・スティグリッツ

■進む不平等の階層化 逆転難しく  リーマン・ショックによる大量失業の惨状を尻目に、巨額のボーナスを手にしながら罪にも問われぬ銀行家たち。人々は大いに怒って、ウォール街に抗議行動に出た。それがやがて不平等を問う運動へと………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年09月09日
[ジャンル]経済

なぜ、1%が金持ちで、99%が貧乏になるのか? [著]ピーター・ストーカー [訳]北村京子

なぜ、1%が金持ちで、99%が貧乏になるのか? [著]ピーター・ストーカー [訳]北村京子

■理不尽な状況を変えるために  難解な専門用語が飛び交う金融は、専門家たちにまかせておけばいい世界だった。きっと彼らがうまくやってくれる、と人々は信じていた。それは甘すぎる期待だった。  2008年のリーマン・ショック………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年08月26日
[ジャンル]経済

工学部ヒラノ教授の事件ファイル [著]今野浩

工学部ヒラノ教授の事件ファイル [著]今野浩

■不正が頻発する土壌とは  前著「工学部ヒラノ教授」で技術立国・日本を支える大学教授らの表の世界を書いた著者が、こんどは横領やパワハラ、セクハラのような犯罪まがいの裏の生態も描く。  まじめで働き者の工学部の研究者たち………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年08月19日
[ジャンル]ノンフィクション・評伝

たかが英語! [著]三木谷浩史

たかが英語! [著]三木谷浩史

■社内公用語 楽天の大実験  英語上達のノウハウを盛り込んだ本は世にあふれている。だが社内公用語を英語にして、その能力を出世や採用の条件にまでしてしまった企業の大実験の顛末(てんまつ)を書いた本は、おそらく初めてだ。 ………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年08月12日
[ジャンル]人文

世界を救う処方箋―「共感の経済学」が未来を創る [著]ジェフリー・サックス

世界を救う処方箋―「共感の経済学」が未来を創る [著]ジェフリー・サックス

■米国の再興策、具体的に提案  国際経済学の権威である著者は過去の著作で、人口、環境、貧困など地球規模の問題をとりあげ、解決を主導することが期待される米国がそれを果たしていないと批判してきた。今回はそのほこ先を米国社会………[もっと読む]

[評者]原真人(本社編集委員)
[掲載]2012年07月22日
[ジャンル]経済

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