萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)の書評

写真:萱野稔人さん

萱野稔人 (津田塾大学教授・哲学)
1970年愛知県生まれ。著書に『国家とはなにか』『カネと暴力の系譜学』『権力の読みかた―状況と理論』『暴力はいけないことだと誰もがいうけれど』『新・現代思想講義 ナショナリズムは悪なのか』など。共著に『「生きづらさ」について 』『没落する文明』など。

世界が認めたニッポンの居眠り 通勤電車のウトウトにも意味があった! [著]ブリギッテ・シテーガ

世界が認めたニッポンの居眠り 通勤電車のウトウトにも意味があった! [著]ブリギッテ・シテーガ

■会議でも目をつぶる仮眠の国  パリに留学中、私はよく地下鉄の車内で居眠りをしたが、あるとき、車内で眠っている人は他に誰もいないことに気がついた。地下鉄だけではない。カフェでうとうと眠ってしまうと、すぐにウエーターがき………[もっと読む]

[評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)
[掲載]2013年09月01日
[ジャンル]社会

制度―人類社会の進化 [著]河合香吏

制度―人類社会の進化 [著]河合香吏

■進化史の根源に迫る長い射程  私たちはさまざまな慣習や規則のなかで生きている。わかりやすい規則といえば法律だが、それだけが規則ではない。たとえば言葉を話すということ自体、言語規則にしたがうことで可能となる。子どもの遊………[もっと読む]

[評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)
[掲載]2013年06月16日
[ジャンル]社会

平和主義とは何か 政治哲学で考える戦争と平和 [著]松元雅和

平和主義とは何か 政治哲学で考える戦争と平和 [著]松元雅和

■武力行使を考え抜く道筋示す  改憲論議が再び活発化している。その根幹にはもちろん、憲法が掲げる平和主義を今後も維持していくべきか、という問題がある。事実、憲法の平和主義は国際貢献や集団的自衛権といった、現代の国際社会………[もっと読む]

[評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)
[掲載]2013年05月26日
[ジャンル]政治 社会

「グローバリズム」の歴史社会学 フラット化しない世界 [著]木村雅昭

「グローバリズム」の歴史社会学 フラット化しない世界 [著]木村雅昭

■今なお基底的、国民国家の論理  グローバル経済の進展によって国家は衰退するだろう。これまで幾度となく表明されてきた見解だ。国家は市場経済にできるだけ干渉してはならず、規制緩和こそがあらゆる国家がめざすべき共通の課題で………[もっと読む]

[評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)
[掲載]2013年05月19日
[ジャンル]社会

漁業と震災 [著]濱田武士

漁業と震災 [著]濱田武士

■「上から目線」の改革論を批判  もしかしたら漁業ほど、東日本大震災後のさまざまな復興論にふりまわされた産業はないかもしれない。たしかに日本の漁業は、大震災によって壊滅的な被害を受けるまえから衰退していた。何よりも担い………[もっと読む]

[評者]萱野稔人(津田塾大学教授・哲学)
[掲載]2013年04月07日
[ジャンル]社会

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