荒俣宏(作家)の書評

写真:荒俣宏さん

荒俣宏 (作家)
1947年東京都生まれ。博物学者、翻訳家。著書に『帝都物語』(日本SF大賞)『世界大博物図鑑』(第2巻「魚類」サントリー学芸賞)『日本妖怪巡礼団』『白樺記』『セクシーガールの起源』『アラマタ図像館』『江戸の醍醐味』、訳書にラヴクラフト『ク・リトル・リトル神話集』など。

日比谷公園 一〇〇年の矜持に学ぶ [著]進士五十八

日比谷公園 一〇〇年の矜持に学ぶ [著]進士五十八

■苦心重ねて、洋風「幕の内」の庭  大都市の公園は案外なことに、突然上から市民に与えられたケースが多い。東京の上野公園も「恩賜(おんし)」が付くし、パリのテュイルリー宮庭園は美観を保つために市民の入園禁止となるところを………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2011年07月17日
[ジャンル]人文 アート・ファッション・芸能

地図から消えた島々 幻の日本領と南洋探検家たち [著]長谷川亮一

地図から消えた島々 幻の日本領と南洋探検家たち [著]長谷川亮一

■謎また謎、“山師”たちの夢の跡  日本近海は「まぼろしの島」の宝庫といえる。もし無人島を発見し標柱を証拠に建てた場合、「無主地先占」の定めにより領有できるため、島が多い太平洋は先陣争いの舞台となった。本書は帰属問題に………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2011年07月03日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝

霊園から見た近代日本 [著]浦辺登

霊園から見た近代日本 [著]浦辺登

■玄洋社の事績から浮かぶ明治外交史  近代史に名を残す著名人の「墓巡りリポート」なのだが、本書のおもしろさは墓から墓へと飛び回ることで思いがけない人物同士の関係が次々に明らかになる点だろう。しかも、その飛び方が尋常では………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2011年06月19日
[ジャンル]歴史 人文

アウトサイダー・アート―芸術のはじまる場所 [著]デイヴィド・マクラガン

アウトサイダー・アート―芸術のはじまる場所 [著]デイヴィド・マクラガン

■認められて、消えたナマっぽさ  いや、すごい時代になったもので、イギリスの著名な精神科病院のサイトを見ると、ルイス・ウェインの猫絵をはじめとする「アウトサイダーアート」の名作が容易に鑑賞できる。かつては、ふつうの美術………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2011年05月29日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

ホリエモンの宇宙論 [著]堀江貴文

ホリエモンの宇宙論 [著]堀江貴文

■しょぼさにロマン、星へバイク便  数年前にラスベガスに行って、ホーキング博士も体験した無重力飛行に挑戦したとき、アメリカの民間宇宙旅行熱が尋常でないことを実感した。NASA(米航空宇宙局)が宇宙開発を民間企業に開放し………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2011年05月15日
[ジャンル]経済 科学・生物

想像するちから― チンパンジーが教えてくれた人間の心 [著]松沢哲郎

想像するちから― チンパンジーが教えてくれた人間の心 [著]松沢哲郎

■両者の差異から同類の実感示す  人間はチンパンジーの子を親から引き離し生態実験などに使うのだが、じつは分類学上この子たちがわれわれ人間と同じヒト科の仲間であることを認識していない。いや、日本では動物愛護法などの法令で………[もっと読む]

[評者]荒俣宏(作家)
[掲載]2011年04月03日
[ジャンル]科学・生物

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