佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)の書評

写真:佐々木敦さん

佐々木敦 (批評家・早稲田大学教授)
1964年名古屋市生まれ。映画、音楽、小説やサブカルチャーの評論を手がける。雑誌「エクス・ポ」「ヒアホン」編集人。著書に『「批評」とは何か? 批評家養成ギブス』『即興の解体/懐胎 演奏と演劇のアポリア』『小説家の饒舌』『批評時空間』など。音楽レーベル「HEADZ」代表。

南無ロックンロール二十一部経 [著]古川日出男

南無ロックンロール二十一部経 [著]古川日出男

■時の断層をつなぐ、巨大で真摯な物語  あの「二〇一一年三月十一日」によって、福島出身の古川日出男は、小説家としての根本的な転生を強いられることになった。それは無論自ら望んでのことではない。意識的な選択でさえなかったか………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2013年06月16日
[ジャンル]文芸

カフカと映画 [著]ペーターアンドレ・アルト

カフカと映画 [著]ペーターアンドレ・アルト

■『城』の舞台発見?踏み込む論証  前世紀のはじめ、若きフランツ・カフカは、昼間は公務員として働き、夜はのちに文学史上の大事件と見なされることになる数々の小説と、そのもとになる創作メモ、日記や手紙などを書いていた。では………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2013年05月26日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝

ソウル・マイニング 音楽的自伝 [著]ダニエル・ラノワ

ソウル・マイニング 音楽的自伝 [著]ダニエル・ラノワ

■「魂の採掘」でサウンドを革新  ダニエル・ラノワは、カナダ出身のミュージシャン、レコーディング・エンジニアである。鬼才ブライアン・イーノとの共同作業——とりわけアイルランドの世界的ロック・バンドU2のアルバム——や、………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2013年05月19日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 [著]村上春樹

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 [著]村上春樹

■存在し続ける過去、勇気持ち向き合う  発売当日まで他の一切が伏せられていたので、このいささか奇妙な題名は、巷(ちまた)でさまざまな臆測を呼んでいた。だが、謎めいたタイトルは、この小説の内容をきわめて端的に表していたの………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2013年04月14日
[ジャンル]文芸

ギッちょん [著]山下澄人

ギッちょん [著]山下澄人

■時間を跳躍 ほどける「わたし」  ギッちょんは誰にでも居る。彼は記憶の底で朧(おぼろ)げになった、もはや実在したのかどうかさえも定かではない幼馴染(なじみ)、だがそれでいて、けっして完全に忘れ去られることはなく、人生………[もっと読む]

[評者]佐々木敦(批評家・早稲田大学教授)
[掲載]2013年04月07日
[ジャンル]文芸

ここに掲載されている記事や書評などの情報は、原則的に初出時のものです。

ページトップへ戻る