大竹昭子(作家)の書評

写真:大竹昭子さん

大竹昭子 (作家)
1950年東京都生まれ。ノンフィクション、エッセー、小説、写真評論など幅広い分野で執筆。主な著書に『図鑑少年』『日和下駄とスニーカー』『ニューヨーク1980』『彼らが写真を手にした切実さを』『読むとだれかに語りたくなる―わたしの乱読手帖』など。朗読イベント<カタリココ>を主宰。http://katarikoko.blog40.fc2.com

ノヴェル・イレブン、ブック・エイティーン [著] ダーグ・ソールスター

ノヴェル・イレブン、ブック・エイティーン [著] ダーグ・ソールスター

■奇妙で熱心な生の探求者  村上春樹がノルウェー滞在中に出会い英語版から訳出した日本で初紹介のノルウェー作家の小説だ。重訳になっても訳さずにいられなかったと訳者あとがきにあるが、そう思うのも当然に感じられるほど奇妙な傑………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2015年05月17日
[ジャンル]文芸

地平線 [著]パトリック・モディアノ

地平線 [著]パトリック・モディアノ

■何者でもなかった頃の懐かしさ  こんなことを言うとミステリー好きに怒られそうだが、ミステリーは事件が解決にむかうと退屈になる。謎こそが魅力なのだから、解かないで欲しいと思う。昨年ノーベル文学賞を受賞したフランスの作家………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2015年05月03日
[ジャンル]社会

くりかえすけど [著]田中小実昌

くりかえすけど [著]田中小実昌

■しなやかさと頑迷さが混交する  エッセイと小説の違いはどこだろう。一つは現実からの離陸度ではなかろうか。  本書は田中小実昌の単著未収録の10作品を収めたものだが、いわゆる小説的な筋はなく、エッセイと呼ばれるものに近………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2015年04月12日
[ジャンル]文芸

元気で大きいアメリカの赤ちゃん [著]ジュディ・バドニッツ

元気で大きいアメリカの赤ちゃん [著]ジュディ・バドニッツ

■現実をヒントに現実を超える  アメリカの女性作家ジュディ・バドニッツは奇妙な作品を書く人だ。短編集では2冊目の邦訳となる本書も、現実ではありえない出来事がモチーフとなっている。「わたしたちの来たところ」は4年も胎内に………[もっと読む]

[評者]大竹昭子(作家)
[掲載]2015年04月05日
[ジャンル]文芸

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