山形浩生(評論家)の書評

写真:山形浩生さん

山形浩生 (評論家)
1964年東京都生まれ。翻訳家。著書に『新教養主義宣言』『要するに』、訳書にウィリアム・S・バロウズ『ソフトマシーン』、フィリップ・K・ディック『死の迷路』、ポール・クルッグマン『クルーグマン教授の経済入門』、スタンレー・ミルグラム『服従の心理』など。

マヤ文字解読 マイケル・D・コウ著

マヤ文字解読 マイケル・D・コウ著

 Breaking the Maya Code  知の探求がもたらす軽やかな希望    マヤ文字というと、あの変な顔みたいなのが並んでいる、得体(えたい)の知れない「字」だ。著者はその解読を担った世界的な研究者グループ………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2004年02月29日
[ジャンル]歴史

夷狄を待ちながら J・M・クッツェー著

夷狄を待ちながら J・M・クッツェー著

■洗練された技法、小説ってそんなもの?    最近の芥川賞にお嘆きのあなた。身辺風俗雑記にとどまらぬ現代的な問題意識、多様で風格を保った文体、安易な解決を許さぬ深い思考、そんな大文字の文学をお求めのあなたにお薦めの一冊………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2004年02月08日
[ジャンル]文芸

田中角栄と国土建設 「列島改造論」を越えて 米田雅子著

田中角栄と国土建設 「列島改造論」を越えて 米田雅子著

 いまや田中角栄といえば、日本の土建国家化の主人公で、政治家の地元利益誘導や官僚のばらまき公共事業など現代日本をダメにした仕組みを作った主人公、ロッキード事件の汚職政治家というのが一般通念だ。ところが本書は、角栄が「列………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2004年01月18日
[ジャンル]政治

生成文法の企て ノーム・チョムスキー著

生成文法の企て ノーム・チョムスキー著

 The Generative Enterprise    「開祖」が語る言語のプログラム    子供は「パパでちゅよー」等のろくでもない単純な文章を聞いているだけで、すぐにややこしい文章を理解し、自分でも無限の文を作………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2004年01月11日
[ジャンル]人文

透明な対象 [著]ウラジーミル・ナボコフ

透明な対象 [著]ウラジーミル・ナボコフ

 小説家には二種類いる、と述べたのは英国の作家アントニー・バージェスだ。第一種は、風景や人物やストーリーをありのままに描き出す作家。第二種は、何を描くかよりもことば自体をどういじるかに関心がある作家。前者の書く小説は広く………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2003年01月19日

パウラ、水泡なすもろき命 [著]イサベル・アジェンデ

パウラ、水泡なすもろき命 [著]イサベル・アジェンデ

 人が怒濤(どとう)のように生き、死に、精霊たちが飛び交い、予言も空中浮遊もあたりまえの驚愕(きょうがく)の世界が、平然と歴史の中に位置づきつつ、一瞬でいまここの物語と化してしまう茫然(ぼうぜん)自失の大傑作『精霊たちの………[もっと読む]

[評者]山形浩生(評論家)
[掲載]2002年09月15日

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