逢坂剛(作家)の書評

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逢坂剛 (作家)
1943年東京都生まれ。広告会社勤務のかたわら80年『暗殺者グラナダに死す』(オール読物推理小説新人賞)でデビュー。86年『カディスの赤い星』で直木賞、日本冒険小説協会大賞、日本推理作家協会賞を受賞。他に『百舌の叫ぶ夜』『暗殺者の森』など。フラメンコギター、将棋の愛好家。

桃色東京塔 [著]柴田よしき 

桃色東京塔 [著]柴田よしき 

■刑事の男と女、自己再生の物語  一般に、警察小説といえば男性作家を想起するが、実は女性作家にも書き手はいる。本書の著者も、その一人である。  この連作短編集の強みは、2人の男女の心象風景の違いを、都会と地方の格差に託………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年06月27日
[ジャンル]文芸

この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将・根本博の奇跡 [著]門田隆将

この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将・根本博の奇跡 [著]門田隆将

■果断を下した武人の数奇な人生  ここに取り上げられたのは、一般にはほとんど知られていない元陸軍中将、根本博の数奇な人生である。  1945年8月15日、日本はポツダム宣言を受け入れて、連合国に降伏した。そのとき、根本………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年06月13日
[ジャンル]歴史 ノンフィクション・評伝 国際

ラスト・チャイルド 上・下 [著]ジョン・ハート

ラスト・チャイルド 上・下 [著]ジョン・ハート

■双子の妹を少年が執念の捜索  著者のジョン・ハートは、デビュー作『キングの死』で米国探偵作家クラブ賞最優秀新人賞の候補に残り、次作の『川は静かに流れ』で最優秀長編賞を受賞した。3作目の本書も、英国推理作家協会最優秀ス………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年05月30日
[ジャンル]文芸

マデックの罠 [著]ロブ・ホワイト 

マデックの罠 [著]ロブ・ホワイト 

■生き残りかけた砂漠の攻防  本書は20年ほど前、1度翻訳されたことのある旧作だが、このほど改訳新版として復刊された。1973年度の、MWA(アメリカ探偵作家クラブ)のエドガー・アラン・ポー賞を受賞している。  もとも………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年05月16日
[ジャンル]文芸

写真で見るヒトラー政権下の人びとと日常 [著]M・セリグマンほか

写真で見るヒトラー政権下の人びとと日常 [著]M・セリグマンほか

■ビジュアル駆使して罪悪を描く  第2次世界大戦が終わってから、すでに65年が過ぎようとしている。年数だけからいえば、太平洋戦争を含むこの大戦は、すでに遠い過去の出来事であり、ことに若い世代の人びとにとっては、歴史の一………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年05月02日
[ジャンル]歴史 政治 国際

GEQ ジー・イー・キュー [著]柴田哲孝

GEQ ジー・イー・キュー [著]柴田哲孝

■大地震めぐる虚実皮膜の世界  この本は、読み方によって問題作と評価する人と、単なるキワモノと切り捨てる人の、2種類に分かれるだろう。  冒頭、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の模様が、さまざまな体験者、………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年04月18日
[ジャンル]文芸 社会

あとより恋の責めくればー御家人南畝先生 [著]竹田真砂子

あとより恋の責めくればー御家人南畝先生 [著]竹田真砂子

■色恋や所帯の雑事に悩む中年男    蜀山人こと大田南畝は、一般に狂歌師として記憶されることが多いが、随筆や紀行、考証、あるいは逸文編纂(へんさん)などの仕事にも、優れた業績を残した。さらには、役人としての勤めもりっぱ………[もっと読む]

[評者]逢坂剛(作家)
[掲載]2010年04月04日
[ジャンル]文芸

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