原武史(放送大学教授・政治思想史)の書評

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原武史 (放送大学教授・政治思想史)
はら・たけし。1962年東京都生まれ。近現代の天皇・皇室研究のほか、鉄道や団地などの「空間政治学」を提唱。著書に『「民都」大阪対「帝都」東京』(サントリー学芸賞)『滝山コミューン一九七四』(講談社ノンフィクション賞)『昭和天皇』(司馬遼太郎賞)など。

JR上野駅公園口 [著]柳美里

JR上野駅公園口 [著]柳美里

  ■排除される側も巻き込む天皇制  その男の人生に、天皇や皇后は大きな影を落としていた。そもそも生まれたのが現天皇と同じ昭和8年。妻の名は貞明皇后の名と同じ漢字の節子。息子が生まれた日は、現皇太子と同じ昭和35年2月2………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2014年05月18日
[ジャンル]文芸

半自叙伝 [著]古井由吉

半自叙伝 [著]古井由吉

■幼年との往復、積み重なる記憶  人は生き続ける限り、心の奥深くにいくつもの記憶を少しずつ積み重ねる。それらの記憶は、たいてい年齢を経るごとに移ろい変容してゆく。輪郭がぼやけて忘れてしまう場合もあれば、逆に輪郭がぼやけ………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2014年05月04日
[ジャンル]人文 ノンフィクション・評伝

市川房枝と「大東亜戦争」 フェミニストは戦争をどう生きたか [著]進藤久美子

市川房枝と「大東亜戦争」 フェミニストは戦争をどう生きたか [著]進藤久美子

■過去をあとづけ、「可能性」に注目  1962年生まれの私にとって、市川房枝といえば参院選の政見放送で見た、眼鏡をかけた白髪の女性が浮かんでくる。市川は、全国区から出馬した74年の選挙で2位、死去する前年に当たる80年………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2014年04月20日
[ジャンル]歴史 社会

線路はつながった―三陸鉄道 復興の始発駅 [著]冨手淳

線路はつながった―三陸鉄道 復興の始発駅 [著]冨手淳

■無数の声に耳傾ける民主主義  今日(4月6日)、三陸鉄道北リアス線の小本―田野畑間が開通する。昨日、南リアス線の吉浜―釜石間が開通したのに続いてこの区間が開通することで、三陸鉄道は完全復旧を果たした。  東日本大震災………[もっと読む]

[評者]原武史(放送大学教授・政治思想史)
[掲載]2014年04月06日
[ジャンル]経済 社会

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