諸富徹(京都大学教授・経済学)の書評

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諸富徹 (京都大学教授・経済学)
もろとみ・とおる。1968年大阪府生まれ。環境税や政策課税の問題などを研究。著書に『環境税の理論と実際』(国際公共経済学会賞、日本地方財政学会佐藤賞など)『地域再生の新戦略』(日本公共政策学会著作賞)『私たちはなぜ税金を納めるのか 租税の経済思想史』など。

アメリカ医療制度の政治史 [著]山岸敬和

アメリカ医療制度の政治史 [著]山岸敬和

■なぜ公的保険制度ができないか  オバマ政権が2010年に、米国にとって初の国民皆保険制度を創設したのは画期的だ。だがそれは、日本のような公的保険制度ではない。米国社会に深く根づいた民間保険制度を前提とし、個人にその加………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2014年06月01日
[ジャンル]社会

身の丈の経済論―ガンディー思想とその系譜 [著]石井一也

身の丈の経済論―ガンディー思想とその系譜 [著]石井一也

■21世紀を展望する思想的源泉  本書は、インド独立の父ガンディーによる経済思想の解明を通じて現代文明の再考を迫る、問題提起の書である。  ガンディーの経済思想は、近代化、工業化への根底的な批判と特徴づけられる。彼は、………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2014年05月18日
[ジャンル]経済

地球温暖化論争―標的にされたホッケースティック曲線 [著]マイケル・E・マン

地球温暖化論争―標的にされたホッケースティック曲線 [著]マイケル・E・マン

■産業界との「戦争」、科学者の告発の書  本書は、「クライメートゲート事件」に巻き込まれた気候学者により、憤りをもって書かれた告発の書である。著者は、ペンシルベニア州立大学気象学教授で、IPCC(気候変動に関する政府間………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2014年05月11日
[ジャンル]アート・ファッション・芸能 科学・生物

教育を家族だけに任せない―大学進学保障を保育の無償化から [著]大岡頼光

教育を家族だけに任せない―大学進学保障を保育の無償化から [著]大岡頼光

■興味深い奨学金めぐる論争  知識社会化で大卒の労働者の重要性が増している。加えて少子高齢化が進む日本では、貧富に関わらず、幅広い層の若者に大学進学の機会を保障する必要がある。ところが、日本の財政支出は年金など高齢者に………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2014年04月27日
[ジャンル]教育 人文

「問い」としての公害―環境社会学者・飯島伸子の思索 [著]友澤悠季

「問い」としての公害―環境社会学者・飯島伸子の思索 [著]友澤悠季

■人間の苦しみ和らげる学問  学校教育の社会科で誰もが習う「公害」問題。戦後高度成長の裏側で激甚な公害問題が起き、多くの人々が被害で苦しんだ。しかし今やこれは「克服」され、地球環境問題の時代に移ったとされる。しかし本当………[もっと読む]

[評者]諸富徹(京都大学教授・経済学)
[掲載]2014年04月06日
[ジャンル]政治 社会

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