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行政・科学者・反対運動の推進者といった専門家と、公募で集まった市民とが、科学技術の評価をめぐってくり広げた会議のドキュメント。
心の「発病」は無理な関係の緩和装置であるという視点から、「発病」する人としない人をつなぐ途(みち)を問うてきたグループホームの記録。
建築はその時代の家族の規範を強化するのか、住宅があるから家族の紐帯はかろうじて維持されているのかをめぐる、山本理顕氏らとの緊張に満ちた対話。
異なる価値観をもった人びとが共存して生きるために、通じないという体験をベースとしたコミュニケーションの方法を探る。
思考停止に陥らないために人はどのようにして「知的肺活量」を身につけたらよいかを、時代が抱え込む問題に向きあいつつ説く。
われわれ」の遥か外側に光源をとって「われわれ」の手前を照らすその視線は、倫理の根元を衝くような思考の水準を浮き上がらせる。
「社会」「個人」「権利」「自由」「彼、彼女」といった翻訳語が成立した経緯を論じるなかで、この国の〈近代〉の精神的仕組みをあぶりだす。
無名の人びとが大事にしてきたものだけで歴史は書けるとした著者の記述は、現在の皮相な時代診断をざくっと切るに足る力がある。
文学と政治とがきしみあう場所で煩悶しつづけたオーウェル。処刑台に向かう途中、ふと水たまりをよけた囚人の品位を忘れまじ。
「文学的想像力と公衆道徳のたぐいまれな統合に脱帽します」。友人に宛(あ)てたパスの言葉は彼自身にそのまま送り返されるべきだ。
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