本で解剖、羽生四冠の強さ
96年に史上初の7大タイトルを制覇した羽生善治四冠。傑出した才能の秘密を探ろうと、数々の本が当時出版されました。「棋風のない将棋」「オールラウンドプレーヤー」。そう評される柔軟な将棋の裏には、羽生四冠の揺るぎない哲学があります。「個性を超える」という試みを通じて、羽生四冠が目指すものとは。20代のときに語られた言葉は、今も鮮度を失わずに時代の先を見つめています。
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昨年度60勝を挙げ、年間最多勝に輝いた将棋の羽生善治四冠の勢いがとどまるところを知りません。今月始まった朝日オープン将棋選手権五番勝負では、挑戦者の新鋭・山崎隆之六段に2連勝し初防衛へあと1勝と迫りました。その間に指された12、13日の名人戦七番勝負第1局でも森内俊之名人を破り、プロ史上最速の通算900勝を達成しています。
89年に初タイトルの竜王を獲得後、将棋界の最前線で活躍しつづける羽生四冠の歩みと、強さの秘密を知るための本を、著書・関連書籍のなかから厳選してご紹介します。これからますます白熱する勝負とともに、羽生将棋の魅力をお楽しみください。
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今回取り上げている書籍
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羽生 21世紀の将棋
羽生善治の強さとは何なのか。七冠を達成した当時、その解明に正面から取り組んだ好著。将棋全体をひとつの言語として捉え、その言葉を究めていく存在として羽生将棋を考える。「将棋を指すのではなく、将棋に指されている」「個性やスタイルは、可能性を狭める」。それまでの将棋界の常識を覆す羽生四冠の認識は、将棋を人間中心のものから解き放ち、将棋本来の法則を実現させるための孤高の営みを示している。著者はそこに、将棋の新しい可能性を見出す。羽生四冠の「読み」は、どのような思考方式をたどるのか。勝つために指さず、最善手を求めて指す将棋とは何か。それらの核心が、明快な論理で解きほぐされていく。
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著者:
保坂 和志
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出版社:
朝日出版社
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ISBN:
4255970149
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価格:
¥ 1,365
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羽生の法則〈1〉歩の手筋
朝日オープン第2局の前夜祭で、羽生選手権者は子どもたちへのサインに「一歩千金」としたためていた。初段を目指す初・中級者向け基礎講座シリーズの第1巻は、その「歩」の徹底活用。実戦ですぐ役立つ手筋が豊富にあるが、真の活用法は繰り返し読み身体で覚えることにある。
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著者:
羽生 善治
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出版社:
日本将棋連盟
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ISBN:
4819703722
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価格:
¥ 1,365
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羽生善治 みんなの将棋入門
将棋を指してみたい。でもルールが難しそう…。そんな人には、羽生四冠が監修した最新の入門書を。振り仮名つきで小学生低学年でも読める。駒の動かし方から基本の定跡、勝つための考え方まで、大きなイラストで説明されている。羽生四冠へのインタビューもあり、バランスに配慮したつくりになっている。
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著者:
羽生 善治
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出版社:
主婦の友社
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ISBN:
4072396001
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価格:
¥ 998
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羽生善治 挑戦する勇気
自身の半生と将棋観が、やさしい言葉で語られている。小学生向けの講演だが、内容は濃い。万人向けの羽生入門になっている。文字の磨り減った駒や小学生のときに作った詰め将棋など、貴重な写真もたっぷり。「着想→検証→実戦→反省」の強くなるための4つのプロセスは分かりやすい。「将棋の夢にうなされますか?」など、巻末の一問一答が楽しい。
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著者:
羽生 善治
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出版社:
朝日新聞社
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ISBN:
4022598174
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価格:
¥ 1,050
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簡単に、単純に考える
3分野で活躍する人たちとの対談集。ロボット工学者・金出武雄氏とは、コンピューターと人間の頭脳の可能性を語りあう。表題は、その中で閃(ひらめ)きへの方法として出てくる。「データにとらわれず、自分の力で考える」「踏み込むことが大切」。羽生マジックの泉は、一見当たり前とも言える実践の積み重ねだった。
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著者:
羽生 善治
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出版社:
PHP研究所
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ISBN:
4569662811
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価格:
¥ 560
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定跡からビジョンへ
羽生四冠がビジネスを語った――。将棋の思考ステップを披露しながら、日本の時代閉塞を打ち破る提言にもなっている対談。定跡の通じない未知の世界で自分を鍛える充実感を説く姿は、10代、20代に多くを教えてくれる。九×九マスの盤上の戦いが、人間の思考様式を高度に抽象化させた世界であることも分かる。近著。
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著者:
羽生 善治・今北 純一
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出版社:
文藝春秋
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ISBN:
4163660100
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価格:
¥ 1,500
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上達するヒント
定評ある「最強将棋レクチャーブックス」の第3巻。羽生四冠自らは「大局観」という言葉を口にすることは少ないが、本書では将棋の要(かなめ)となる大局観を養える構成になっている。構想から始まり、歩の進め方、駒がぶつかったときの対処、玉の安全度など、具体的な場面に沿って的確な形成判断が解説されている。
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著者:
羽生 善治
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出版社:
浅川書房
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ISBN:
4861370086
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価格:
¥ 1,365
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村山聖名局譜
29歳で夭折(ようせつ)した異才・村山聖(さとし)棋士。闘病しながらの対局だったが、好調時の野性味あふれる差し手には、羽生四冠もかなわなかった。名棋士たちとの10局を、切り口の鋭い評で知られる先崎学八段と丁寧に解説する。思い出話を交えながら語るあたたかい視点から、村山棋士への敬意が伝わってくる。
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著者:
羽生 善治・先崎 学
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出版社:
日本将棋連盟
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ISBN:
4819702114
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価格:
¥ 2,100
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盤上の海、詩の宇宙
「将棋の大きさを前にして、自分はちっぽけなところまでしか行けないとわかった」。そう気づいたとき、羽生四冠は将棋盤に大海原を見た。二人の対談は、深い海へ潜っていくように静かに進む。「歩は将棋の皮膚のような気がする」は、吉増氏が引き出した羽生四冠の名言。将棋に対する不安を羽生四冠が吐露するなど、二人は精神の底に触れて戻ってくる。
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著者:
羽生 善治・吉増 剛造
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出版社:
河出書房新社
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ISBN:
4309263194
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価格:
¥ 1,575
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