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ここから本文エリア 特集 〈戦争を伝える私の一作〉1 アニメ「火垂(ほた)るの墓」 [原作]野坂昭如、[監督・脚本]高畑勲[掲載]2007年08月15日 ■テレビで泣かされた 生活面で募集した「戦争を伝えるこの一作」には、全国から約100通のお便りをいただいた。文学作品からドキュメンタリー、映画、アニメ、歌まで、多様な媒体にわたり、たくさんの戦争に対する思いがあわせてつづられていた。 ◇ 戦争で孤児となった兄妹の悲劇を描いた作品。兵庫県に住んでいた4歳の節子と14歳の兄清太は、空襲で母も家も失い、身を寄せた親類ともうまくいかない。2人で必死で生きぬこうとするが……。 千葉県流山市の中島一浩さん(55)は7年ほど前、単身赴任先の福島県郡山市のアパートで、寝ころんでアニメ版のテレビ放映を見た。金曜の夜、他にすることもなかったので見た結果は、「泣かされた」と打ち明ける。 中島さんは、兵庫県西宮市に生まれ育った。アニメには、小中学生のころ自転車で走り回ったふるさとの土地が次々と登場する。当時は戦争への意識は薄く、郷里でこんなことがあったのか、と初めて痛感させられた。「戦争の悲惨さがとてもよく伝わった」と話す。 中島さんは、アニメの場面と同じような風景を、見たことがある。95年に起きた阪神淡路大震災の時だ。実家が全壊したと聞き、飛んで帰った。両親は無事だったが、何もかもが壊れていて「地獄絵になっていた」。 「震災も戦争も、自分の身にこんなことが起こるはずないと思っている所に降りかかって来る。その悲惨さに、共通項があるように感じます」 〈戦争を伝える私の一作〉火垂るの墓/ひめゆり/ちいちゃんのかげおくり/雨にも負けて風にも負けて
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