2008年7月14日
夏の甲子園大会も今年は90回の記念大会。第1回大会が開催された大正4年以降、数多くの試合が行われ、ヒーローが生まれ、いろいろな出来事があった。こうした夏の甲子園、90回の歴史を振り返ることのできる書籍を集めてみた。
2000年夏に刊行された「甲子園全出場校大事典」の新版。戦後、全国大会に出場した全901校について、校史・部史・甲子園での戦績などや、記憶に残る名勝負の勝負の詳細などを、学校別に網羅した事典。戦前だけしか出場していない学校は未収録だが、戦後の出場校は廃校まで含めて完全収録されているほか、1万人に及ぶOBの名前がうれしい。
出版社:東京堂出版 価格:¥ 2,940
ベースボール・マガジン社が「地域限定エディション」として刊行しているムックのシリーズ。地域別に名勝負やヒーローなどを網羅している他、活躍した選手の写真入りの紹介もある。しかし、なんといっても圧巻なのは、巻末に掲載されている地方大会のパーフェクト星取表だろう。夏の地方大会に1回でも参加したことのあるすべての学校の戦績を完全に収録した保存版資料集である。第1巻の東京編に始まり、最新刊は第7巻の神奈川編。
出版社:ベースボール・マガジン社 価格:¥ 1,260
著者:佐々木 亨
甲子園では数多くの名勝負が戦われた。この本では昭和44年の松山商−三沢高から、平成18年の早実−駒大苫小牧高まで9試合を選び、試合の裏側やその後の人生などを追ったノンフィクション。ドラマの裏の現実、ヒーローの陰になった選手たちの生の声を伝える好著。
出版社:小学館 価格:¥ 1,470
著者:小林信也
甲子園出場校でも少子化の波に飲み込まれてしまう時代。昭和51年、野球どころの銚子に誕生した市立の銚子西高校が、甲子園に出場して、統合で姿を消してしまうまでのヒストリー。もともと同校の野球部史として企画されながら、一般書として刊行したという異色のノンフィクション。
出版社:ベースボール・マガジン社 価格:¥ 1,680
著者:山本 暢俊
今から59年前の昭和14年に甲子園で準決勝・決勝を連続ノーヒットノーランという大記録を樹立しながら、戦火に散った伝説の左腕・嶋清一。今年野球殿堂入りして再び注目を集めた、高校野球史上最強の投手の評伝。戦争と切り離すことのできない、戦前の中等学校野球を知る1冊。
出版社:彩流社 価格:¥ 1,995