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静かにつづく「筑紫本」ブーム 筑紫哲也さん三回忌

2010年11月1日

写真:社会の自由を生み出すために、番組づくりの自由を守った(TBS提供)拡大社会の自由を生み出すために、番組づくりの自由を守った(TBS提供)

 11月7日、ジャーナリストの筑紫哲也さんの三回忌を迎える。肺がんで73年の生涯を閉じたあと、筑紫さんに関連する書籍が次々に刊行され、いまも静かに売れている。

 大学生など若い世代に向けて遺した言葉を編んだ『若き友人たちへ』(集英社新書)は10万部を超えた。

 音楽家の井上陽水や首相の菅直人、女優の綾瀬はるか、爆笑問題の太田光、プロ野球選手の松坂大輔など30人を超える著名人のインタビューをはじめ、死を間際にしてつづられた日記など多彩な内容を収めた『筑紫哲也』(週刊朝日ムック)も5万部を超えるヒット作となった。

 日本経済新聞出版社はTBSの「NEWS23」で筑紫さんが担当していた「多事争論」をまとめた『この「くに」の面影』(09年)につづき、「週刊金曜日」での連載をテーマ別に編集した3部作の1巻目となる『自我作古 国家を考える。』を10月末に出版した。

 ほかにも、筑紫さんが出会った人々を通して自身の半生を描いた『旅の途中』(朝日新聞出版)や、18年半つづいたニュース報道番組の裏側を明かした『ニュースキャスター』(集英社新書)なども読者が途切れない。

 昨年の民主党政権の誕生で政権交代が実現したものの閉塞感が深まるなか、「この国のかたち」を考え続けたジャーナリストの言葉に耳を傾けてみてはどうだろうか。

表紙画像

この「くに」の面影

著者:筑紫 哲也

出版社:日本経済新聞出版社   価格:¥ 2,000

表紙画像

自我作古 国家を考える。

著者:筑紫 哲也

出版社:日本経済新聞出版社   価格:¥ 2,100

表紙画像

旅の途中―巡り合った人々1959-2005

著者:筑紫 哲也

出版社:朝日新聞社   価格:¥ 1,890

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