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無頼派棋士・升田幸三の波瀾万丈の半生に酔う【逸冊レビュー9月号/読み返したい本】

「名人に香車を引いた男 升田幸三自伝」 升田 幸三・著 あらすじ

 「名人に香車を引いて勝つ」と物差しの裏に書き遺して家を出た少年期、広島での放浪生活、大阪の木見八段への入門、終生のライバル大山康晴との出会い、阪田三吉の思い出、宿敵・木村名人との激戦、「陣屋事件」の真相、そして悲願の成就。不世出の将棋名人が自ら語る、波瀾万丈の半生記。

投稿者 MUGENさん(神奈川県)

 将棋の羽生永世7冠が、最も尊敬する棋士にあげている升田幸三・実力制第4代名人。その生い立ちから「無頼派」棋士として活躍する熱き戦いの日々まで、全編が率直な語り口で綴られており、構成・執筆に当たった田村竜騎兵氏との共作とも言える。藤井聡太七段の登場で将棋への注目が高まる中、数々のエピソードとともに棋譜も豊富に掲載されている本書は、幅広い将棋ファンに「将棋と棋士の魅力」を伝える好著である。 

谷原店長のコメント

 僕小学生の頃将棋部だったんです。下手の横好きだったのですが。大山名人の将棋本読んだんですけど、全く強くなりませんでした。