1. HOME
  2. トピック
  3. 好書好日エクストラ
  4. 児童文学の傑作ファンタジー。薫りがするような異世界グルメ【逸冊レビュー10月号/お腹がへる本】

児童文学の傑作ファンタジー。薫りがするような異世界グルメ【逸冊レビュー10月号/お腹がへる本】

「精霊の守り人」 上橋 菜穂子・著 あらすじ

 【産経児童出版文化賞(第44回)】【野間児童文芸新人賞(第34回)】【路傍の石文学賞(第23回)】バルサが助けた少年は第二王子のチャグムだった。チャグムは100年に一度生まれる精霊を宿しているために、あらゆる者からねらわれていた。精霊が無事に生まれるとその100年は大きな災害や飢饉が起きないという。

投稿者 Sallyさん(神奈川県)

 最強無敵な女用心棒バルサが、その高い能力を見込まれたがために、父帝に疎まれている皇子チャグムを守り逃避行に出るはめになる。その道すがら、様々な食べ物が登場するが、どれも薫りが立ち上って来る様な描写で、想像しては食べてみたくなってしまう。

谷原店長のコメント

 ドラマにもなりましたが、上橋さんの作品は別の世界だけどどこか既視感のある不思議な世界。食べ物も然り。