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第160回芥川賞・直木賞の候補に古市憲寿さん、森見登美彦さんら

 第160回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の候補作が発表された。選考会は来年1月16日、東京・築地の「新喜楽」で開かれる。芥川賞の候補には社会学者の古市憲寿(のりとし)さん、直木賞の候補には「夜は短し歩けよ乙女」などの作品で知られる森見登美彦(とみひこ)さんが入った。候補作は次の通り(敬称略、50音順)。

 【芥川賞】上田岳弘「ニムロッド」(群像12月号)▽鴻池留衣「ジャップ・ン・ロール・ヒーロー」(新潮9月号)▽砂川文次「戦場のレビヤタン」(文学界12月号)▽高山羽根子「居た場所」(文芸冬号)▽古市憲寿「平成くん、さようなら」(文学界9月号)▽町屋良平「1R1分34秒」(新潮11月号)

 【直木賞】今村翔吾「童の神」(角川春樹事務所)▽垣根涼介「信長の原理」(KADOKAWA)▽真藤順丈(しんどうじゅんじょう)「宝島」(講談社)▽深緑野分(のわき)「ベルリンは晴れているか」(筑摩書房)▽森見登美彦「熱帯」(文芸春秋)=朝日新聞2018年12月17日掲載

◆「好書好日」掲載の記事から

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>「ベルリンは晴れているか」レビュー 時間をかけて〝相手〟を知る読書

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