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心がいにしえの大陸に飛来する至福体験 北方謙三『三国志』【逸冊レビュー4月号/10連休に読みたい本】

『三国志』北方 謙三・著 あらすじ

 時は、後漢末の中国。政が乱れ賊の蔓延る世に、信義を貫く者があった。姓は劉、名は備、字は玄徳。その男と出会い、共に覇道を歩む決意をする関羽と張飛。黄巾賊が全土で蜂起するなか、劉備らはその闘いへ身を投じて行く。官軍として、黄巾軍討伐にあたる曹操。義勇兵に身を置き野望を馳せる孫堅。覇業を志す者たちが起ち、出会い、乱世に風を興す。激しくも哀切な興亡ドラマを雄渾華麗に謳いあげる。 

投稿者・太鼓餅さん(静岡県)

 古代中国の戦国時代を描く「三国志」。30歳で出会って以来、15人以上の作家による「三国志」ものを立て続けに読破。史実に基づいたものからフィクションまで、そのスケールとドラマチックな展開は、何度読んでも飽きなかった。 お薦めは北方謙三著「三国志」。これほど魅了され、のめり込んだ作品は他にない。 本を閉じた途端、心がいにしえの大陸に飛来する錯覚に陥り万感の思いにとらわれる。この読書体験は至福。

谷原店長のコメント

 大水滸伝シリーズ、チンギス紀は読んでるのですが、実は北方三国志はまだなんです…北方菌に感染したので、一気読みさせていただきます。