1. HOME
  2. ニュース
  3. かわいい猫俳句がいっぱい! 第2回「猫俳句大賞」が決定しました

かわいい猫俳句がいっぱい! 第2回「猫俳句大賞」が決定しました

 「猫俳句大賞」はその名の通り、猫をテーマにした俳句コンテストです。2020年から今年にかけて2回目が実施され、審査員を俳人の堀本裕樹さん、作家の新井素子さんが務めました。昨年11月末の締め切りまでに集まった俳句は、前回の約3倍の1万4992句。「猫の日」の今日(2月22日)、大賞が発表されました。

【猫俳句大賞】
ダービーやテレビの前に猫二匹 森崎重夫(兵庫県)

(選評)日本ダービーをテレビ中継で見ている二匹の猫。それだけの絵である。だがこの風景をじっくり思い浮かべてほしい。猫が馬の競争を凝視しているのだ。猫はむろん馬券など買えるわけもなく、ただテレビ画面に惹きつけられている。夏の季語「ダービー」もよく効いているのだ。上五・中七の「ビ」、下五の「ヒ」のi音も響き合い、動詞が一つもない。猫俳句ならではのじわじわ来る滑稽味がいい。(堀本)

【猫俳句準賞】
春暑し猫の開きに手術あと 中分明美(徳島県)

(選評)一読、“猫の開き”に感動しました。猫の開き! ああ、状況がほんとに目に見える! うちの猫もよくやってる。しかも、“手術あと”が、駄目おし。どでんと見せたお腹に手術跡があるんだねー、女の子で避妊手術ならいいんだけれど、どうか大病の手術跡ではありませんように。なんて、この猫さんの健康を祈ってしまいました。(新井)

 審査員の総評、佳作の発表などは公式ホームページで。