1. HOME
  2. コラム
  3. 【2023年】GWに絵本の世界へ。大人も楽しめる絵本の展覧会4選

【2023年】GWに絵本の世界へ。大人も楽しめる絵本の展覧会4選

谷川俊太郎 絵本★百貨展

「谷川俊太郎 絵本★百貨展」PLAY! MUSEUM会場風景

 1960年代から同時代のクリエイターたちと組み、200冊以上の絵本を作ってきた詩人の谷川俊太郎さん。本展では谷川さんの絵本の中から20冊ほどをピックアップし、アートディレクターや映像作家、建築家など多彩なクリエーターたちが谷川さんの絵本の世界をさまざまな形で表現して見せてくれます。絵本の原画を用いた展示をはじめ、アニメーションやインスタレーションなど、絵本とは別のおもしろさや発見がそこにはあります。「美しいより、おもしろく。意味があるより、おもしろく。」という展覧会のキャッチコピーが示すとおり、とにかくおもしろいこと間違いなしの展覧会です。

谷川俊太郎 絵本★百貨展
会期 :2023年4月12日(水)〜7月9日(日)※会期中無休
会場 :PLAY! MUSEUM
※当日券で入場可。土日祝および混雑が予想される日は、事前決済の日付指定券(オンラインチケット)を販売。
「谷川俊太郎 絵本★百貨展」美術館公式サイト

エドワード・ゴーリーを巡る旅

エドワード・ゴーリー『うろんな客』 原画 1957年 ペン、インク、紙 ©2022 The Edward Gorey Charitable Trust

 シュールでナンセンス、不条理な世界観で人気のアメリカの絵本作家、エドワード・ゴーリー。ゴーリーの絵本といえば、韻を踏んだ独特の文章とモノクロの線描で繊細に描かれた絵が特徴的です。日本でも『うろんな客』や『不幸な子供』などの絵本が翻訳家の柴田元幸さんの訳で出版されています。本展では、ゴーリーの終の棲家に作られた記念館「ゴーリーハウス」で開催されてきた企画展の中から、「子供」「不思議な生き物」「舞台芸術」などのテーマを軸に約250 点の原画やスケッチ、版画作品などを展示。どこか不気味だけどユーモアがある、ゴーリーの世界にたっぷりと浸れます。
※ただし小さなお子さんにはちょっと怖すぎるかもしれません。

エドワード・ゴーリーを巡る旅
会期 :2023年4月8日(土)~6月11日(日)
休館日:月曜日
会場 :渋谷区立松濤美術館
「エドワード・ゴーリーを巡る旅」公式サイト

石黒亜矢子展 ばけものぞろぞろ ばけねこぞろぞろ

新作≪地獄十王図≫2022年(部分)

 化け猫や妖怪、想像上の生き物の絵で知られる石黒亜矢子さん初の大規模個展。『いもうとかいぎ』『えとえとがっせん』『ねこまたごよみ』などの絵本原画を中心に、描きおろしの新作約20点を含む500点あまりを展示します。日本画を思わせる筆致と豊かな色彩で描かれた生き物たちの姿は、愛らしくユーモアたっぷりです。ちょっぴり不気味な表情に異世界へと引き込まれていきます。新作の≪地獄十王図≫は、本展の目玉作品の一つ。冥界で死んだ猫たちを裁く十王の姿や地獄の様子が細かく描かれていて、隅々まで見て楽しめます。Tシャツやミニノートなど、かわいいグッズも盛り沢山です。

石黒亜矢子展 ばけものぞろぞろ ばけねこぞろぞろ
会期 :2023年4月29日(土・祝)~9月3日(日)
休館日:月曜日(ただし7月17日は開館し、翌日休館)
会場 :世田谷文学館
「石黒亜矢子展 ばけものぞろぞろ ばけねこぞろぞろ」公式サイト

こわくて、たのしいスイスの絵本展 ~クライドルフ、フィッシャー、ホフマンの世界~

フェリックス・ホフマン 絵本『おおかみと七ひきのこやぎ』より 小さな絵本美術館蔵 ©フェリックス・ホフマン

 スイスを代表する絵本画家、エルンスト・クライドルフ、 ハンス・フィッシャー、フェリックス・ホフマンの作品約130点が一堂に会する展覧会。原画やリトグラフのほか、フィッシャーやホフマンが自分の子どものために描いた手描き絵本も多数並びます。今も読み継がれるグリム童話『ブレーメンのおんがくたい』や『ねむりひめ』『おおかみと七ひきのこやぎ』などからは、本来のグリム童話がもつ怖さや厳しさも見てとることができます。また、アルプスの自然からインスピレーションを得て生まれた絵本、スイスに伝わる伝説・民話を描いた挿絵など、スイスの暮らしや風土が想像できる作品も必見です。

こわくて、たのしいスイスの絵本展 ~クライドルフ、フィッシャー、ホフマンの世界~
会期 :2023年4月8日(土)~7月2日(日)
休館日:水曜日・木曜日(ただし5月3日、4日は開館)
会場 :ベルナール・ビュフェ美術館
「こわくて、たのしいスイスの絵本展」美術館公式サイト